ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のポンド トレードシナリオ
ここまでの相場
・北アイルランド議定書を巡り1月13‐14日に英国とEUが協議。24日にもシェフチョビッチEU副委員長とトラス英外相が面談予定。
・英国内では1月18日の新型コロナ新規感染者数が9万4432人と下げ止まり。
・2021年12月16日BOEは市場予想に反して0.15%の利上げ。次回会合は2月3日。
・ウクライナ情勢への地政学リスク懸念。
・英政府はコロナ陽性者の隔離期間を7日間から5日間に短縮。
・1月18日発表の英11月失業率(ILO方式)は4.1%と前回(4.2%)よりも低下。
・2020年5月に行われた官邸内での飲酒を伴うパーティーでジョンソン英首相の支持率は低下。今後、政治不安に発展する可能性も。
今日のメインシナリオ
本日のCPIで利上げ観測加速も、ポンドは買われにくい…?
昨日(18日)発表された英11月失業率は4.1%と前回よりも低下、平均賃金(除く賞与・前年比)は3.8%と前回よりも低下したものの高水準を維持している。本日発表予定の消費者物価指数(CPI・前年比)の結果次第では2月3日の英金融政策委員会での追加利上げ観測がさらに強まることとなる。ただし、①既に来月の利上げはほぼ織り込まれている、②米金融引き締め加速懸念による株価下落と米ドル買い、③ウクライナ情勢懸念によるリスクオフ警戒、とポンドよりも米ドルが買われやすい状況となっている。個別の想定シナリオ
■消費者物価指数(CPI)の結果次第では利上げ観測加速
⇒現時点で0.25%の利上げほぼ織り込み済み
⇒ポンドの上昇余地は限られる
■米国の金融引き締め加速への警戒感
⇒米株式市場は調整売りの可能性
⇒米ドルが買われやすい
⇒ポンド米ドルは下がりやすい
⇒米ドル円は上昇(リスク警戒感が強まらなければ)
⇒ポンド円は方向感が出にくい
チャート分析
注目材料
16:00 英12月消費者物価指数
米国の金融引き締め加速警戒による株価動向
ウクライナ情勢
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は晴れ間が覗いており、ポンド/ドルは晴天。ポンド/円、ポンド/ドルともに日付が変わってからは買いサインの点灯が多い。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
ポンド ちょい足し情報
ジョンソン首相が2020年のロックダウン中に官邸開催した飲酒を伴うパーティーに関して、議会で嘘の証言を行ったとの元側近からの告発もある。首相本人は「誰もそれがルール違反だと警告しなかった」と言った言わないの押し問答となっているが、どちらにしろ支持率の回復には繋がらない。今後も国内の政治不安からポンド売りとなる可能性として燻り続けそうです。
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