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FX「悪材料は多いが意外と安定している。その理由は」南アランド見通し

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総括

FX「悪材料は多いが意外と安定している。その理由は」南アランド見通し

通貨首位、株価5位
予想レンジ 南アランド円 7.2-7.7

(ポイント)
*2022年は為替・株ともに好スタートを切る
*経常・貿易黒字は維持している
*インフレは中銀の目標内に収まっているが追加利上げ観測はある
*オミクロン発生の地だったが、内外で規制解除進む
*政局を含め中期的な懸念材料は残る
*今後の焦点は12月消費者物価
*12月PMIは低下
*3Q・GDPは減速
*3Q経常収支は黒字減少
*計画停電は実施されている
*白人が所有する土地を無補償での収用策は否決
*与党ANCが統一地方選挙で支持率が50%を割った
*成長率見通しは21年が5.2%、22年が1.7%と弱い
*中国景気指標に左右される南ア経済

(2022年は好スタート)
悪材料は多いが意外と安定している。2022年は好スタートを切った。理由は二つある。経常・貿易黒字が続きランド買い需給が多い。新興国だがインフレは5%台と欧米並みで落ち着いている。インフレは5.5%で目標の3%-6%のレンジに収まっている。
ただ世界的な物価高の影響で追加利上げ観測はあり、中銀は1月27日の政策決定会合で主要政策金利であるレポレートを0.25%引き上げ、3月までにさらに0.25%引き上げる可能性があるという見方もある。

(オミクロン発生の地だったが、内外で規制解除進む)
オミクロン株発生の地とされ感染者増加、海外からの渡航制限を受け下落してきたが、小反発している。政府はオミクロン株を主体とする国内での感染の波が「ピークを過ぎた可能性がある」とする見解を示した。感染防止策の一環でオミクロン株の流行前から課してきた夜間外出禁止の解除も発表した。また英米も南アからの渡航制限を解除したことも好感された。

(くすぶる不安)
2021年は幾多の苦難に遭遇したが、円よりは強い1年となった。ただまだ不安は多い。与党ANCが地方選挙で過半数を失ったこと、高インフレに対して国民の不安が高まっていること、コロナ感染、暴動、停電などで経済活動が停滞し2022年の成長見通しも低いものとなっていることなどだ。2021年の成長見通しは5%で20年の6.4%のマイナス成長をまかい切れない。2022年は2.2%成長予想で新興国としては低い数字だ。これを強めるには、貿易を大きく依存する中国の景気回復が重要となる。財政については規律正しく運営されフィッチが格付け見通し引き上げた。

(今後の焦点は)
次の焦点は本日の12月製造業PMI、19日の12月消費者物価の発表だ。11月消費者物価は5.5%、コアは3.3%と世界的なインフレ懸念の中で抑制されていると言えよう。

(12月PMIは低下)
12月の民間部門購買担当者景気指数(PMI)は48.4と前月の51.7から低下し、好不況の分かれ目となる50を下回った。
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大や渡航制限の強化により需要が低迷した。
サプライチェーンも影響を受けた。多くの資材の価格上昇が引き続きコストを大きく押し上げた。消費者信頼感の低下に加え、ウイルスの拡散を防ぐために各国が設けた新たな渡航制限により企業が打撃を受けた。ただ国内の過去の流行と比較して、最近の活動の落ち込みは小さい。新型コロナ対策がより緩やかだったため、経済成長はパンデミックに対する抵抗力が強かったと分析されている。

テクニカル分析(ランド/円)

2022年最強スタートでボリバン2σ上限へ

日足、ボリバン中位から反発し2σ上限へ。1月6日-7日の上昇ラインがサポート。11月8日-1月7日の下降ラインが上値抵抗。5日線上下向き。雲中。
週足、ボリバン中位まで回復。12月13日週-1月3日週の上昇ラインがサポート。10月18日週-1月3日週の下降ラインが上値抵抗。雲中。
月足、10月の長い上ヒゲから弱いがボリバン中位で戻す。21年11月-12月の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。11月-12月の上昇ラインがサポート。
年足、21年はかろうじて陽線。18年-21年の下降ラインが上値抵抗。20年-21年の上昇ラインがサポート。

 

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喜望峰

ツツ元大主教死去

 アパルトヘイト撤廃に尽力し、1984年にノーベル平和賞を受賞したデズモンド・ムピロ・ツツ元大主教が、ケープタウンで死去した。90歳だった。
アパルトヘイトへの反対で非暴力主義を貫いたことで知られ、民主化が実現した後の95-99年、マンデラ政権下で、旧白人政権下での人権犯罪の実態を明らかにする「真実委員会」の委員長を務めた。ラマポーザ大統領はテレビ演説で「最も優れた愛国者の1人」と述べ「我が国の損失は世界的な悲しみである」と語った。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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