2021年12月16日
【ドル/円】:上値余地を探る動き。上値抵抗にも注意。
昨日のFOMCでは①インフレは一時的の文言削除、②テーパリングを3月末に終了、利上げと同時はない。③メンバーの金利予測は2022年に2回の利上げ、2023年は3回の利上げを見込んでいることが示されました。パウエルFRB議長の記者会見も無難にこなして、マーケットは再びリスクオンとなり、円の売り戻しの動きが強まっています。 ドル/円は小陽線で終え、小幅続伸となりました。114円台に実体を戻しており、上値余地がもう一段拡がり易くなっています。114.50-60に週足の抵抗が、115.00-10に日足の抵抗がありますが、114.60超えの越週か、115.10超えで終えた場合は短期トレンドを“ドル強気”の流れに戻して、一段の上昇に繋がり易くなります。逆に、日足の抵抗が113.70-80にありますが、113.50以下でで終えた場合は“ダマシ”に終わった可能性が生じます。また、113円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して、下値余地がさらに拡がり易くなります。 ドル買いは113.80-90で押し目買い。損切りは113.40で撤退です。ドル売りは114.50-60まで引き付けて。損切りは115.10で撤退です。 日足の上値抵抗は114.60-70,115.00-10に、下値抵抗は113.70-80,113.20-30,112.50-60にあります。
【ユーロ/円】:上値余地を探る動き。
ユーロ/円は寄付き安値の陽線引けとなり、下値抵抗を守って終えています。トレンドの変化が認められませんが、日足の抵抗を守っており127.50割れで終えない限り、売りも慎重に。買いは128.20-30の押し目待ちとします。損切りは127.80で撤退です。売りは128.90-00で戻り売り、損切りは129.60で撤退です。上値抵抗は128.90-00,129.30-40に、下値抵抗は128.20-30,127.90-00,127.50-60にあります。短期トレンドは129.50超えに値を戻せば“ニュートラル”な状態に変化しますが、130.50超えで越週するまでは下値リスクを残します。
【ユーロ/ドル】:上値余地を探る動き。トレンドはまだ“弱気”。
ユーロ/ドルは陽線で切り返して上値余地を探る動きに繋げています。1.1220-30の下値抵抗に跳ね返されており、この反動で1.13台の抵抗をトライする動きが期待できますが、トレンドがまだ弱いので上値抵抗にぶつかる可能性にも注意が必要でしょう。買いは1.1250-60で軽く押し目買い。損切りは1.1210で浅めに撤退です。売りは1.1310-20で再度戻り売り、損切りは1.1360で撤退です。上値抵抗は1.1310-20,1.1350-60,1.1410-20に、下値抵抗は1.1250-60,1.1220-30,1.1180-90にあります。短期トレンドは1.14台を回復して引けない限り変化しません。
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