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FX「オミクロン感染者数急増で下落、警戒レベル1の引き上げとなるか」南アランド見通し

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総括

FX「オミクロン感染者数急増で下落、警戒レベル1の引き上げとなるか」南アランド見通し

通貨10位、株価3位
予想レンジ 南アランド円 6.5-7.5

(ポイント) 
*オミクロン株の感染者数が急増している
*感染警戒レベルはまだ1である
*計画停電は実施されている
*11月PMIは改善、3Q失業率は悪化
*今週は3Q・GDPの発表がある(マイナス成長か)
*多くの国が南アからの渡航制限を課したことに大統領が批判した
*与党ANCが統一地方選挙で支持率が50%を割った
*政策金利は0.25%引き上げ3.75%へ
*成長率見通しは21年が5.2%、22年が1.7%と弱い
*消費者物価、10月は前年比5%上昇
*格付け見直しが行われる予定
*中期予算政策声明は好感された
*中国景気指標に左右される南ア経済

(オミクロン株感染者数が急増)
 オミクロン株を最初に発見報告した南アで感染者数が急増している。10月下旬は数百人だった感染者数が12月4日報道では16055人となった。74%がオミクロン株で5歳以下のこどもの感染者数が増えている。当初は警戒レベル1を維持していたが、今後は引き上げられることも想定したい。また計画停電も依然続き、オミクロン株とともに経済活動を停滞させる。

(今週は3Q・GDP発表)
 今週は3Q・GDPが発表されるが、他国同様減速し予想は前期比0.8%減。10月小売売上や3Q・経常収支も発表される。経常収支の黒字化が南ランドの支えだ。最近の経済指標では11月アブサ製造業PMI、マークイットPMIは改善していた(オミクロン発見前の数字だが)。ただ3Q失業率は34.9%に悪化した。一方南ア株価指数は意外と堅調で年初来19.19%高だ。 オミクロン感染者数は急増しているが、症状がどれくらいの重さになるかはまだ不明だ。警戒レベルを引き上げるほどになれば南アの経済活動は停滞しよう。

(大統領の言い分)
 ラマポーザ大統領は、新型コロナウイルスの「オミクロン株」を理由にした南アへの渡航制限を「保健問題のアパルトヘイト(人種隔離)」と非難した。
大統領は、アフリカ南部各国との往来を止めることは、経済への「計り知れない打撃」になると指摘。「オミクロン株を最初に見つけたのがアフリカだと、顔に平手打ちだ」と批判した。「どんなアパルトヘイトとも断固として闘う」と誓った。 

(マークイット11月PMI上昇の詳細)
 マークイット11月の民間部門購買担当者景気指数(PMI)は51.7と、前月の48.6から上昇し、6カ月ぶりの高水準となった。10月にストライキに突入した同国最大の金属労働者組合が職場復帰したことが寄与し、好不況の分かれ目となる50を上回った。
 11月の経済は、小幅ながら正しい方向に一歩踏み出した。生産・新規受注数はストで打撃を受けていた時期から小幅に回復した。生産、新規受注、雇用が上向いたが、入荷時期が大幅に遅れたことも再びPMIを押し上げる要因となった。
顧客の需要は拡大したが、供給不足とインフレ圧力が引き続き大きな逆風となった。
投入価格の上昇率は2016年半ば以降で有数の高水準。一部が消費者に転嫁されたことで、産出価格の上昇率も加速した。新型コロナウイルスのオミクロン変異株という新たな課題が浮上し、渡航制限や経済の不透明感につながっている。新型コロナ禍からの回復は、企業が期待するほどスムーズではない。

(失業率、3Qは34.9%で過去最悪) 
3Qの失業率は34.9%と、2Qの34.4%から悪化し、2008年に四半期ベースの労働力調査を開始して以降で最悪となった。失業者数は764万3000人と、前期の782万6000人から減少。求職を諦めた人を含む広義の失業率は46.6%で、1Qの44.4%から悪化した。
長年高失業率に苦しんでおり、白人による少数支配体制が終了して30年近く経った現在も、貧困と格差が続いている。また、新型コロナウイルスのパンデミックが労働市場の混乱に拍車をかけている。

テクニカル分析(ランド/円)

11月26日の大陰線のレンジ内で動く

日足、11月26日の大陰線のレンジ内で動く。ボリバン下位。11月30日-12月3日の上昇ラインがサポート。12月1日-3日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向く。
週足、3週連続陰線。先週はほぼ寄り引き同時。雲の下。ボリバン2σ下限。11月22日週-29日週の上昇ラインがサポート。11月22日週-29日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、10月の長い上ヒゲから弱い。21年10月-11月の下降ラインが上値抵抗。21年1月-11の上昇ラインがサポート。
年足、18年-20年の下降ラインを上抜くが下抜き返す。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。今月陰転。

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喜望峰

世界初の心臓移植手術は南アで行われた

 世界で最初の心臓移植手術は、1967年12月3日に、ケープタウンにあるGroote Schuur Hospitalにおいて、外科医のクリッシャン・バーナード博士によって実施された。しかし、移植された心臓は、心臓死をしたドナーからだったことはあまり知られていない。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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