南アランド/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
☆南アでコロナ変異株発見
・各国が南アへの渡航を制限
・ワクチン効果への疑念でリスクオフ
足元の南アランド/円は7.0円台を割り込んで下落
25日、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が発見されました。
感染力が高くワクチンが効かない可能性もあると伝わった翌26日には世界的に株価が急落。
欧州を中心に南アフリカとの往来を制限する動きが広がった事もあってランド/円は6.923円前後まで下げ足を速め、前日比で4%を超える暴落となりました。
その後は自律的に反発して7.10円台を回復していますが、30日には米製薬会社が「オミクロン」と名付けられた南アの変異株には既存ワクチンの効果が低いとの見解を示した事などから市場心理が冷え込む中、急落前の水準である7.20円台には届いていません。
注目ポイントはオミクロン株
米国立アレルギー感染症研究所は「オミクロン株」の詳細が判明するには2週間程度が必要との見解を示しています。
当面は、世界の研究機関が発表する「オミクロン株」の分析結果待ちという事になりそうですが、その間メディアを通じて様々な観測報道が出ると見られ、ランド相場はそれらに一喜一憂する公算が大きいでしょう。
各国の南アフリカへの渡航禁止措置が解除されるかどうかも、分析結果にかかっている言えそうです。
当面のランド相場は「オミクロン株」への懸念から下値不安がくすぶり続ける事になりそうです。
来週までの南アランド/円の見通し
予想レンジ
6.750~7.250円
基調
下値不安
来週までの注目ポイント
☆「オミクロン株」巡る報道
・主要国株価 国際商品価格
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