メキシコペソ/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
☆米雇用統計受けてリスクオン
☆NYダウ平均が史上最高値
・メキシコCPI上ブレ→利上げ期待
メキシコペソ/円は3週間ぶり安値から持ち直す
10月後半からの下落は、2日に付けた5.434円前後でひとまずストップ。
その後は持ち直しの動きが続いています。
5日には米10月雇用統計が良好だった事で株価が上昇する中、5.579円前後まで上昇。
8日もNYダウ平均が過去最高値を更新する中で5.584円前後まで続伸しました。
9日にはやや伸び悩みましたが、メキシコ10月消費者物価指数(CPI)が前年比+6.24%に加速した事で底堅く推移しました。
インフレ高進による追加利上げ期待がペソの下値を支えた格好です。
注目ポイントはメキシコ中銀
メキシコ中銀は11日に政策金利を発表します。
現地エコノミストの予想では4会合連続の利上げが濃厚です。
政策金利は4.75%から5.00%に引き上げられる見通しで、一部には5.25%への利上げを予想する向きもあります。
つまり、5.00%への利上げは市場が完全に織り込んでいる状態と言えるでしょう。
このため5.25%以上への利上げでなければペソ相場の押し上げ材料としては力不足と考えられます。
ただ、インフレの高止まりが長期化する兆しがある中、中銀は追加利上げに前向きな姿勢を維持する公算です。
そうであれば、5.00%への利上げにとどまっても追加利上げ期待がペソの下値を支えるでしょう。
11日のメキシコ中銀金融政策決定会合では、まずは利上げ幅が注目されますが、声明文で示される追加利上げへのスタンスにも注目です。
その他、12日にはメキシコ政府が10月の民間部門正規雇用者数を発表します。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
5.500~5.650円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆11/11 メキシコ中銀政策金利
・11/12 メキシコ10月正規雇用者数
・原油価格 主要国株価
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