シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート4週連続減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート10万超を維持】
11月2日時点で円のポジションは、ドルに対して10.8万枚の売り越し（ネットショート）。
ロング・ショートいずれも同規模のポジションを縮小させたことで、ネットロングは前週から横ばい。
期間中のドル/円相場は、114円ちょうどを挟んでもみ合った。
方向感に乏しい相場展開の中、3日のFOMCを前に投機筋が持ち高調整に終始していた様子が見て取れる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート4週連続減少】
11月2日時点でユーロのポジションは、ドルに対して0.6万枚の売り越し（ネットショート）。
ショートの取り崩し度合いが大きかったため、ネットショートは前週より0.5万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、ラガルドECB総裁のハト派スタンスが期待したほど強力なものではなかったと受け止められ、一時1.1692ドル前後まで強含んだ。
約1カ月ぶりの水準へと持ち直す中、投機筋の一部は売り持ち解消に動いたようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング横ばい】
11月2日時点でポンドのポジションは、ドルに対して1.5万枚の買い越し（ネットロング）。
ロング・ショート、いずれも同規模のポジションが積み増された結果、ネットロングは前週から変動がなかった。
期間中のポンド/ドル相場は、英仏間の漁業権を巡る対立が重しとなり1.36ドル台へと弱含む展開となった。
ただ、そうした中でも一定の押し目買いが入るなど、投機筋のポンド相場に対する強気姿勢に大きな変化はなかったようだ。
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ＩＭＭポジション
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