2021年11月5日
【ドル/円】：上値抵抗を抜けきれない状態。下値抵抗にも注意。
ドル/円は実体の小さい陰線引けとなりました。113.50-60の下値抵抗を守っていますが、114円台の抵抗も攻めきれずに押し戻されており114.50超えで終えない限り、上値余地も拡がり難い状態です。 今日の日足の上値抵抗が114.40-50に、下値抵抗が113.50-60にありますが、終値ベースで抜けた方向へ動き易くなっています。114.50超えで終えれば来週以降も上値トライの流れが継続します。逆に113.50割れで終えた場合は113.00～113.20の抵抗をトライする動きへ。113円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、112.50割れを見た場合は調整局面入りの可能性が高くなり、111～112円の足元を固め直す動きが強まり易くなります。 今日は米雇用統計の発表待ちで日中は値動きの乏しい展開が予想されます。 市場予想は失業率：4.7％、非農業部門就業者数+450千人です。 ドル買いは1日様子見か113.20-30の押し目があれば買い狙い。損切りは112.80で撤退です。売りは114.30-40の戻り待ちとします。損切りは114.80で撤退です。 日足の上値抵抗は114.40-50，114.60-70に、下値抵抗は113.50-60，113.20-30，113.00-10にあります。
【ユーロ/円】：上値の重い展開。131.00割れを見た場合は一段の下落リスクに注意。
ユーロ/円は高値圏から陰線が出ており、単体では下値リスクの高いものです。131.00-10の抵抗には跳ね返されましたが、132.00-10の日足の抵抗を守り切れずに終えており、下値リスクが点灯しています。買いは様子見か131.00-10で押し目買い。損切りは一段の下落リスクが点灯する130.70で浅めに撤退です。売りは132.00-10で戻り売り。上値余地を132.20-30まで見て置く必要があります。損切りは132.60で一旦撤退です。上値抵抗は132.00-10，132.40-50に、下値抵抗は131.00-10，130.00-10にあります。
【ユーロ/ドル】：上値余地が限られる展開続く。
ユーロ/ドルは陰線引けとなりトレンドの弱さに変わりありません。買いは1日様子見です。売りは1.1590-00で戻り売り。損切りは1.1630で撤退です。上値抵抗は1.1570-80に軽い抵抗が、1.1590-00，1.1610-20にやや強い抵抗があります。下値抵抗は1.1530-40，1.1500-10，1.1480-90にあります。1.17台を回復して終えれば下値リスクが後退、1.1750-60の抵抗をクリアした場合は短期トレンドが変化します。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
