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FX「引き続きエネルギーに振り回される。PMIで景況感の回復を期待したいが…」週刊為替レポート ハロンズ ユーロ 2021年10月16日

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引き続きエネルギーに振り回される。PMIで景況感の回復を期待したいが…

今週の振り返り

米国が11月のFOMCでのテーパリング開始への思惑が強まり金利先高観から米長期金利利回りが上昇したことでドル買いが先行。ユーロ円はドル円の上昇に引っ張られる形で7月1日以来の132.30円まで上値を伸ばしました(執筆時)。一方でユーロドルはユーロ圏の経済の弱さや高騰するエネルギー価格の影響からユーロが売られたことで、1.15240ドルと昨年7月22日以来の水準まで下落しました。その後は、スタグフレーション懸念の後退や株価の上昇を支えに1.16ドル台まで戻しました。

ドイツの復活は?

欧州や中国でのエネルギー不足懸念に対して、今週もエネルギー価格は上昇しました。先週に引き続き、ロシアのプーチン大統領は13日にも天然ガスの供給量を増加させることを示唆するなどしたものの、エネルギー価格の上昇に歯止めをかけることが出来ていません。天然ガスやエネルギー価格の高騰は物価の上昇につながり、既にECBのインフレ目標を大きく上回っている欧州ではインフレ加速への懸念が強まっています。IMFが12日に公表した世界経済見通し(WEO)では、今年のGDP成長率でユーロ圏を4.6%→5.0%、フランスを5.8%→6.3%、イタリアを4.9%→5.8%へとそれぞれ7月の予想から上方修正した一方で、ドイツを3.6%→3.1%、スペインを6.2%→5.7%へと下方修正しました。特にドイツ経済の減速が懸念されており、高止まりするインフレ率とそれに景気回復がついてこないことで、ECBも金融政策の変更に前向きになれない状況になっています。22日に欧州圏や域内各国のサービス業/製造業PMIが発表されますので、弱い内容となればユーロ売り圧力がさらに強まる可能性もあります。特に対ドル、対豪ドルは要注意です。

1.1500割れず…

ユーロドルは節目となる1.1500を抜けきれず反発となりました。来週も1.1500が目先の下値目途となりそうです。この水準には昨年3月9日高値の1.1493も控えているため、ここを下抜けるとユーロ売りが加速しそうです。上値は9月3日高値と10月12日安値を繋いだフィボナッチリトレースメント38.2%戻しとなる1.1670や日足の基準線が目途となりそうです。

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予想レンジ:
EUR/JPY:131.00-134.00、EUR/USD:1.1400-1.1700

10/18 週のイベント:

10/19 (火) 18:00 ユーロ圏 8月建設支出(前月比)
10/20 (水) 15:00 ドイツ 9月生産者物価指数(PPI)(前月比)
10/20 (水) 17:00 ユーロ圏 8月経常収支(季調済)
10/20 (水) 18:00 ユーロ圏 9月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
10/21 (木) 23:00 ユーロ圏 10月消費者信頼感(速報値)
10/22 (金) 16:15 フランス 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
10/22 (金) 16:15 フランス 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
10/22 (金) 16:30 ドイツ 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
10/22 (金) 16:30 ドイツ 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
10/22 (金) 17:00 ユーロ圏 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
10/22 (金) 17:00 ユーロ圏 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)


(執筆:中村 勉)

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