2021年10月11日
【ドル/円】:上値余地を探る動き。
先週末の米雇用統計は新規雇用の伸びが予想を下回りましたが、前月、前々月の数値が上方修正されたことや、今回の伸び悩みが政府部門のコロナ対策で増えた雇用者が調整されたことによる要因が大きかったと見られることからドル買い戻しの動きが強まり、長期金利の上昇に連れてドル全面高、円独歩安となっています。 ドル/円は直近の日足が高値圏で引ける陽線引けとなりました。112.00超えで終えたことにより、週足の形状も強い状態に戻しており、今週も上値トライの動きが継続すると見られます。トレンドが強い状態を保っているので浅い押し目を拾って流れに付いて行く方針で。 但し、日足が111.50以下で終えた場合は、111.00前後の足元を固め直す動きが強まり易くなります。この場合でも110円割れで終えない限り、“ドル強気”の流れを維持します。 ドル買いは111.90-00で押し目買い。下値余地を111.70-80まで見て置く必要があります。損切りは111.40で撤退です。売りは様子見です。 日足の上値抵抗は112.50-60,112.80-90,113.10-20に、下値抵抗は111.90-00,111.60-70,111.20-30にあります。
【ユーロ/円】:上値余地を探る動き。上値抵抗にも注意。
ユーロ/円は高値圏で引ける陽線引けとなり上値トライの可能性に繋げています。上値を切り下げる流れから上抜けておらず、下値リスクを残した状態ですが、130.30超えで終えるか130.50-60の抵抗をクリアした場合は、上値余地がさらに拡がり易くなります。買いは129.30-40の押し目待ちとします。損切りは128.90で一旦撤退です。売りは様子見か130.10-20で軽く売って130.40で浅めに撤退するか、深い場合は130.60で撤退です。上値抵抗は130.20-30,130.50-60に、下値抵抗は129.30-40,129.00-10,128.50-60にあります。128円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落リスクが生じます。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる展開続く。
ユーロ/ドルは小陽線で続落を食い止めていますが、上昇余力に欠けるものであり、大幅続伸に繋がり難いと見られます。トレンドが弱いので買いは様子見です。売りは1.1580-90で戻り売り。損切りは1.1630で撤退です。上値抵抗は1.1580-90,1.1610-20に、下値抵抗は1.1540-50,1.1490-00,1.1440-50にあります。
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