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貿易収支改善で下げ止まる。中国恒大はリスケ開始へ

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総括

貿易収支改善で下げ止まる。中国恒大はリスケ開始へ

通貨5位、株価9位
予想レンジ 南アランド円 7.2-7.7

(ポイント) 
*9月末は8月貿易黒字の改善と中国恒大の一部利払いで下げ止まった
*コロナ禍の規制を緩和した
*11月1日に地方選挙がある
*9月全体では12通貨中、11位と弱かった
*中国景気の減速と、中国恒大の債務問題で資源価格が下落に南アランドに影響した
*政策金利は3.5%に据え置き
*9月は資源価格が下落した
*フィッチは景気見通しを上方修正するも格付けは現状維持とした
*8月の消費者物価上昇率は前年比4.9%
*JPモルガンがランド売り推奨
*2Qの経常収支は黒字額が過去最大
*2QGDPも改善
*2Q失業率と3Q企業信頼感指数は悪化
*インフレ目標は3-4%へ明確化
*弱点は雇用と停電
*経済対策財源は公務員給与の昇給凍結、これを新財務相が受け継ぐかどうか

(中国要因での下げは終了か)
 南アランドの下落が止まったようだ。中国の景気減速と、中国恒大の債務危機が資源価格の下落を招きランドは9月大きく下落していたが、9月下旬は下げ止まった。中国恒大は全額ではないが金利を支払い始め、フィッチは格付けを「CC」から「C」に引き下げた。格付け判断がなされると言うことは状況が把握されたということで一歩前進だ。利払いを一部でも始めたことはリスケ(債務返済リスケジュール)の開始だ。肝心の中国政府からの説明はなく、欧米のニュースソースなので少し不安はある。

(コロナ感染規制の緩和)
 国内は立ち直ろうとしている。ラマポーザ大統領は、新型コロナウイルス感染抑制のための規制を、最低レベルの1に引き下げた。夏の休暇シーズンに向け経済再開を模索しており、引き下げは9月で2度目となる。
 午前零時から午前4時までの外出禁止令を緩和し、屋外の集会参加者の人数制限を500人から2000人に引き上げ、葬儀参列者の人数制限はこれまでの2倍の100人とした。
 一方、11月1日の地方選を控えて国民に感染再拡大防止のためワクチン接種を求め、接種をためらう動きが国の政策を妨げていると指摘した。
大統領は、「反ワクチン運動は感染拡大を引き起こす最大のリスク」とし、12月までに成人の70%に接種を完了する目標が達成されれば2万人の命を救える可能性があると述べた。
現時点で860万人、成人の20%超への完全接種が完了しているという。

(貿易収支は改善)
8月の貿易黒字が予想以上に拡大したこともランドを支えた。貿易黒字は424億ランドに拡大。予想は390億ランドだった。

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(その他指標、アブサの9月の製造業PMIと8月生産者物価)
 一方、アブサの9月の製造業PMIは56.8で前月の57.9から低下したものの、景況拡大と悪化の節目である50は上回った。PMIの3Qの平均は2Qから4.4ポイント低下しており、3QのGDPの下押し要因になる。
 8月生産者物価は前年比7.2%上昇、7月の7.1%を上回った

(9月の南ア関連の資源価格動向)
輸入商品である原油価格だけが上昇し、南ア産出で輸出商品の金、銀、白金、パラジウム価格は下落しランド売りに繋がった

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(今週の指標)
9月マークイトPMI、9月外貨準備、9月企業信頼感の発表がある。

テクニカル分析(ランド/円)

下げ渋った

日足、雲中続く。8月20日-10月1日の上昇ラインがサポート。9月23日-10月1日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。雲中。ボリバン下位。
週足、8月23週-9月27日週の上昇ラインがサポート。9月13日週-27日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
月足、9月は雲に入れず下落。20年5月-21年8月の上昇ラインがサポート。21年6月-9月の下降ラインが上値抵抗。雲の下。
年足、18年-20年の下降ラインを上抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。20年の下ヒゲも効いている。

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喜望峰

アフリカにもソフトバンクG

 アフリカのソフトウエア開発者とグローバル企業をつなぐ新興企業のアンデラが、ソフトバンクグループなどの投資家から2億ドルを調達した。
 創業から7年のアンデラは今回の資金調達ラウンドで企業価値を15億ドルと評価され、ナイジェリア発の新興企業として決済サービスのフラッターウェーブ、モバイル決済プラットフォーム提供のオーペイに次ぐユニコーン企業となった。
 アンデラは企業向けの研修やアウトソーシングを手掛ける。2019年1月にはゴア元米副大統領が共同で立ち上げた投資会社ジェネレーション・インベストメント・マネジメントなどから1億ドルを調達した。
  アンデラの発表によると、今回の投資でソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズの創業パートナー、リディア・ジェット氏が同社取締役会に加わる。



 

情報提供元:FX湘南投資グループ
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