「FX相場見通しはレポートを読め！？コツ掴めば見通しがもっとスムーズに」まんが！週刊FX 2021年9月24日号

と～っても忙しい人に、まんがでお届けするＦＸ。
今回おさえておきたいネタはこれだ！

▼外為トゥデイは明快＆コンパクトがウリ！
▼あなたは解ける？ドリル問題にチャレンジ
▼FXレポートの読み方・考え方

フムフム・・・「米国株の下落もリスク回避のドル買いを誘発した」ねぇ
株のうごきって為替に影響あるんだ・・・

そのとーりなのだ！
株取引とFX取引はまったく別物なんだけど、連動性はあるのだ～
って、何を見ながらブツブツ言っているのだ！？

わっ、いきなり出てきてびっくりさせないでください！
FXのお取引をするときに、この後どう為替が動くかなぁって取引の計画をたてるじゃないですか？
その時に外為トゥデイ が便利だし、初心者にもわかりやすいって聞いたので、チェックしているんですが・・・

外為トゥデイを見てお勉強しているんだね！
前日はどのような材料でどう為替相場が動いたのかなぁってことから、今日の注目材料や為替相場の見通しなんかが、わかりやすくまとめられているから、いろいろ調べたりするのが苦手なピザちゃんにも取り入れやすいと思うのだ

外為トゥデイは明快＆コンパクトがウリ！

外為トゥデイ 9月21日号

そうなんですよぉ！
一目でチェックできて、情報もギュギュッとまとまっているのがいいんですよね♪
まぁ、イマイチわかってないところもたくさんありますが・・・・

そんなの勿体ない！
FXレポートの読み解き方がわかれば今よりもスムーズに為替相場の流れが読めるかもしれないのだ～
具体的にどこがわからないのだ？

たとえば、このレポートには「米国株の下落もリスク回避のドル買いを誘発した」とありますが、米国株が下がると、ドルが買われるってことは、米国株が下がっているなぁって時にはドルを買った方がいいってことでしょうか？
でも、アメリカの株が売られているのに、アメリカのお金（米ドル）が買われるなんてヘンなの・・・
なにか関係性ってあるんでしょうか？

そうだよね、はじめは戸惑っちゃうと思うのだ！
金融商品には、FXのような為替のほかに、株価や金利と色々あるんだけど、きょうは為替と株価との関係だけに絞って考えてみるのだ～

レポートを読み解けたら、なんだかカッコイイ感じがするのでお願いします

（ベレー心の声：動機が不純なのだ）
まず、リスク回避って言葉をきいて「良くない状況を回避しようとすること」というのはイメージがつくかと思うのだ
他にも「リスクオフ」とか言われたりもするのだ
何か懸念材料があって市場が不安定になったときには安全資産として評価されている「米ドル」や「日本円」は買われる傾向にあるのだ！
だからこの時は株価の下落（不安材料）によってドルは買われたと推測することができるのだ～

安全資産？
どうして、そんなときに「米ドル」や「日本円」は買われるんでしょう？

「安全資産」ってなあに？
安全通貨とは、相対的に保有するリスクが低いと見なされている通貨のことです。
このような通貨は、世界的規模で金融や経済が混乱するような危機が発生した時に買われる傾向があり、代表的なものとしては円、米ドル、スイスフラン、などです。

一概には言えないけど、日本は政治や経済が比較的安定していること、アメリカであれば基軸通貨であり流動性が高いことなどから、不安材料が出たときには円やドルは買われやすいのだ！
ちなみに、リスク回避の反対にあたる言葉として「リスク選好」や「リスクオン」があるのだ～
こっちは、景気がいい時などに積極的に取引しているような相場状況を意味するのだ～

なるほど、為替相場は株価の値動きに連動するから、FX取引をされている方は株の動きなんかもチェックされているんですね
どうもありがとうございます
ちゃんとわかったのでこの辺で・・・

まだ終わっていないのだ！（逃がさないのだ）
本当にわかっているのかテストするのだ～
①と②に入る単語はなーんだ？

ドリル問題にチャレンジ

こんなの楽勝です！
さっき、同じようなレポートを読んだばかりだもん
「米国株が上昇」しているんだから、「ドルは売られて」、そうなると自然と「円は買われる」はず！
つまり、答えは①が「円高」、②は「ドル安」です

自信たっぷりだけど、ハズレなのだ！
これはちゃーんと最後まで文章を読めば大ヒントがあるから、わかるはずなのだ

「綱引きとなり、110.00円前後で膠着（こうちゃく）した」ってところですか？
あれーでも、膠着ってことは「ほとんど動きがない」ことですよね？

きづいた！？
ピザちゃんの回答どおりに「円高」「ドル安」に動いたのであれば、ドル/円は下げている（円買い・ドル売り）はずだから、動きがないってことはないよね？

きっと書いたひとの勘違いですね！

失礼なのだ！
外為トゥデイで為替相場の見通しを執筆しているのは外為どっとコム総研の神田調査部長だけど、そんなうっかりさんではないのだ
円もドルも同じ「安全資産」として評価されているとあって、リスク回避の動きが強くなると、どちらも買われる傾向があるし、逆にリスク選好の動きが強くなると、どちらも売られる傾向にあるのだ！
よって、今回の答えは①が「円安」、②は「ドル安」なのだ～

神田調査部長インタビュー記事はこちら

「ドル」も「円」も同じところに動いちゃったことで、値動きがなかったんですね

その通りなのだ！
ただ、これはあくまで基本中の基本のパターンで今回は「円売り」と「ドル売り」のパワーが同じくらいだったから、結果的に値動きが限定されちゃったけど、どちらが強く出るかは、その時の状況やほかの要因も絡んでくるのだ～
参考までにこっちのレポートもチェックするのだ

FXレポートの読み方・考え方

あっ、こちらも同じように株価が下げたようですが、円買いの方が強かったようですね

その通りなのだ！だから、結果的にこの時はドル/円は安値をつけているのだ（ドル売り・円買い）

株価の動きによって、ドルと円はどっちも強くなるときがあれば、弱くなるときもあって、互角の時もあるってことですね
株価の動きが、為替の見通しを立てるのに役立つと思いましたが、どう動くかハッキリしていないんじゃ、あまり使えないですね

それは違うのだ！
FX取引の相場見通しを立てるうえで「絶対にこう動く」といったことは断言はできないけど、傾向を知っているだけでも取引の仕方は変わってくると思うのだ！
株価の値動きも材料として取り入れてFX取引のレベルを強化していくのだ～

FX取引のレベル強化！！ピザちゃんもっと強くなりたいです
慣れるまでは難しそうですが、まずは毎日せっせと外為トゥデイを呼んで為替相場の流れとやらに敏感になりたいと思います

その調子なのだ！（相変わらず単純なのだ）
今日は基本中の基本の株価と為替の関係を説明したけど、次の機会にでも、また違う材料と為替相場の関係性なんかを一緒にお勉強するのだ～

過去の「まんが！週刊ＦＸ」記事はこちら

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