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人民元円ボリバン2σ上限で達成感あり。景気減速で追加利下げは?

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総括

人民元円ボリバン2σ上限で達成感あり。景気減速で追加利下げは?

(通貨3位 株価13位)

予想レンジ 人民元/円 16.7-17.2

(ポイント)
*本日は習国家主席の演説がある
*中国景気減速続く
*製造業PMIは8月で5か月連続の低下
*ドル元相場は極めて安定している
*昨日の人民元相場はボリバン2σ上限に達し達成感あり
*景気減速で金融緩和観測あり
*米中対立は続く
*国内の規制、統制強化が目立つが、対外経済開放や米中関係改善の動きもあり
*7月CPIは前年比1%上昇、目標は3%
*日本と比べるとコロナ感染者は少ない
*ハイテク産業、民間教育産業、フードデリバリー産業に対する締め付け強化
*一方、育児産業は優遇
*対米関係は悪化しているが貿易量は増加

(本日、習近平国家主席の発言あり)
中国の習近平国家主席は、9月2日に中国国際サービス貿易交易会でビデオ演説する。
交易会は9月2-7日に北京で開催される。

(市況)
8月16日週は年間で通貨最強となったが、先週はパウエル議長の金融引き締めへ慎重な発言が出て、ドル安米金利低下が進み、資源国通貨が上昇し年間では3位に後退した。ただ先週も人民元は対円で0.11%上昇した。株価(上海総合指数)は2.77%上昇した。

(景気は減速)
 中国の経済指標はコロナ禍からの急回復からは減速している。世界ではいち早く回復したので、減速も早く訪れたようだ。減速といっても他国から見れば高水準の成長だ。米国に次ぐ第二の規模の経済が発展途上国のように10%以上の成長を続けることはない。いずれ5%以下の成長となっても驚くことはない。

(8月製造業PMIはか月連続減速 追加利下げは)
8月の製造業PMIは50.1と、前月の50.4を下回り、景況改善の鈍化を示した。5か月連続の減速だ。新型コロナウイルス対策の規制や原材料価格の上昇が響いた。近く追加の景気支援策が導入される可能性が高まった。
中国経済はコロナによる昨年の落ち込みから急速に回復したが、このところ勢いを失っている。最近の国内感染者増加や輸出の鈍化、不動産市場の過熱抑制策、環境対策が背景にある。下半期の景気減速が相当なものになり得るとの当社の見方を強める内容となった。
 中国人民銀行は7月に預金準備率を引き下げたが、アナリストの間では、年内に追加の引き下げがあるとの見方が多い。
8月の非製造業PMIは47.5と、7月の53.3から低下し、コロナ流行ピークの昨年2月以来初めて500の節目を割り込んだ。

(8財新製造業PMIは3か月連続減速)
財新の8月の製造業PMIは49.2と、7月の50.3から低下し、景況改善と悪化の分岐点である50を2020年4月以来初めて割り込んだ。3か月連続減速。
新型コロナウイルス対策の制限措置や供給制約、原材料価格の高止まりが生産の重荷となった。

(景気対策)
中国人民銀行は、2月以来の大規模な資金供給を銀行システムに行ったことで投資家の間で安心感が広がった。当局はまた小売企業などへの金融支援を拡大するよう求めた。 世界を脅かせたIT企業や富裕層への規制・統制強化や「共同富裕」宣言だが、このところはいろいろ配慮して、海外投資家が資金を引き上げないようにしている。「共同富裕」は「貧困層を助けるために富裕層を抹殺する」ものではないと説明した。
 また、香港で中国本土株を対象とした指数の先物取引を10月18日から開始すると発表した。新たな先物取引の開始は海外投資家により多くのリスク管理手段を提供し、中国本土の株式に長期的な外国資本をさらに呼び込むのに役立つとした。アメとムチを使い分けながらも貧富の差是正のための政策を進めている。

(ドル元相場は安定推移)
ドル元相場は6月半ばより極めて安定している。当局の意図的な操作があるのだろう。
ドル元相場が安定しているので、人民元円相場はドル円相場と似通ったチャートとなる

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テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン2σ下限から上限へ、但し上ヒゲ残す

日足、ボリバン2σ下限から反発、2σ上限に到達。但し9月1日は上ヒゲ残す。
8月31日-9月1日の上昇ラインを下抜くか。7月2日-9月1日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。雲上限。
 週足、ボリバン2σ上限に達してからはじり安。ただ先週は8月9日週-16日週の下降ラインを上抜く。今週もここまで陽線。8月16日週-23日週の上昇ラインがサポート。5月24日週-6月28日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、20年8月の対円15.11から始まった連続月足陽線は10か月で終り、11か月とならず。その後は小反落。4月-8月の上昇ラインがサポート。5月-7月の下降ラインが上値抵抗。 
年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

ゆっくり報復。成都の米商工会議所に活動停止要求

中国の報復は時間をかけてゆっくり行われる。香港の民主化運動への報復も記憶に新しい。最初は受け止めて、後に攻撃する。
 中国当局は南西部の成都に拠点を置く米商工会議所に対し活動を停止するよう通告した。
理由は不明。各国は公式な商工会議所を一つしか設置できないというルールを民政省が施行しているもよう。成都に拠点を置く米商工会議所は、北京に本部を置く在中国米商工会議所とは別組織。在中国米商工会議所は複数の都市に事務所がある。
中国政府は約1年前、米政府がテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を要求したことを受けて、報復措置として成都にある米国総領事館を閉鎖した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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