2021年7月14日
【ドル/円】:上値抵抗にぶつかる可能性に注意。
ドル/円は3手連続小陽線で終え下値を切り上げています。110.00-10の日足の抵抗には跳ね返されましたが、強い上昇エネルギーも感じられないので、上値追いにも限りがあると見られます。また、今年1月に付けた102.59を基点とした下値を切り上げて来た流れからも上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。 111.20超えで終えた場合は日足の形状が改善して111.50-60超えトライの動きが強まり易くなりますが、ドル急伸にも繋がり難いでしょう。逆に109.50-60の抵抗を下抜けた場合は、短期トレンドの変化が確定的となり、108.90-00の抵抗を切り崩しつつ一段のドル下落に繋がり易くなります。 買いは110.20-30の押し目を軽く拾って109.90に損切りを置くか、109.60-70の押し目待ちとします。この場合の損切りは短期トレンドが変化する109.40で撤退です。売りは110.60-70で売り向かい。損切りは111.20で撤退です。 日足の上値抵抗は110.80-90,111.10-20,111.50-60に、下値抵抗は110.20-30,110.00-10,109.50-60にあります。
【ユーロ/円】:戻り売り方針継続。
ユーロ/円は陰線引けとなり、131円台乗せに失敗しています。下げエネルギーの強いものではなく、130.00-10に強い抵抗がありますが、下抜けて終えた場合は再び下値リスクが高くなります。買いは様子見か、130.00-10の押し目を軽く拾って129.40で撤退です。売りは130.90-00で戻り売り。損切りは131.30で浅めに一旦撤退です。短期トレンドは132円台を回復して終えない限り、変化しません。また、この場合でも133.00超えに日足、週足の抵抗が控えており、急伸にも繋がり難いでしょう。上値抵抗は130.90-00,131.50-60に、下値抵抗は130.00-10,129.60-70にあります。129円割れを見た場合は新たな下落リスクが生じます。
【ユーロ/ドル】:上値余地を探る動き。上値抵抗にも注意。
ユーロ/ドルは陰線引けとなり、1.1800±10ポイントの下値抵抗を守り切れずに終えています。“ダマシ”となる可能性がありますが日足の形状が悪化していることや、トレンドが弱い状態にあるので買いは1日様子見です。売りは1.1810-20で軽く戻り売り。損切りは1.1850で撤退です。短期トレンドは1.20台を回復して終えない限り、変化しません。上値抵抗は1.1800-10,1.1830-40,1.1870-80に、下値抵抗は1.1760-70,1.1700-10,1.1660-70にあります。
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