ロシアルーブル/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
・ロシア政府系ファンドのドル保有削減
・ロシア5月CPI上振れ
・原油高
足元のロシアルーブル/円は11か月ぶり高値へ上昇
3日、ロシアが政府系ファンドのドル保有をゼロにすると発表しましたが、これはルーブル相場への影響はほとんどありませんでした。
この日のルーブル/円は、むしろ上昇して1.50円台を回復。
その後、週明け7日のオープン時には一時1.484円前後まで下落しましたが、原油価格が上昇した事やロシア5月消費者物価指数が前年比+6.0%と予想(+5.8%)を上回った事から反発しました。
8日も、NY原油が約2年8か月ぶりの70ドル台に上昇する中で堅調を維持。
9日早朝には1.513円前後まで上値を伸ばして2020年7月以来の高値を付けています。
注目ポイントはロシア中銀と米露首脳会談
ロシア中銀は11日に金融政策決定会合を開き、政策金利を発表します。
足元でインフレが高進する中、政策金利は5.00%から5.25%へ引き上げられると予想されています。
ただ、利上げ自体は織り込みが進んでいるため、声明で引き締め姿勢を強めるかが焦点となりそうです。
その他、16日にはスイス・ジュネーブでバイデン米大統領の就任後初めてとなる米露首脳会談が行われます。
米国はサイバー攻撃やウクライナ問題などを理由にロシアに対して制裁措置を発動しており、米国内では、両国関係はソ連崩壊後の30年で最悪と言われているほどです。
関係改善の糸口が掴めるのか、首脳会談に注目しましょう。
来週までのロシアルーブル/円の見通し
予想レンジ
1.485~1.530円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆6/11 ロシア中銀政策金利
・6/16 米露首脳会談
・主要国株価 国際商品価格
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