メキシコペソ/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・バイデン氏インフラ計画でリスクオン
・原油高も相まって13カ月ぶり高値
・ドル安 新興国通貨高で堅調維持
メキシコペソ/円は13カ月ぶり高値へと上伸
3月後半からの上昇基調を維持して2日には5.456円前後まで上伸。
これは昨年3月以来約13カ月ぶりの高値です。
バイデン米大統領が大規模なインフラ投資計画を提案した事などから米国を基点に世界経済回復への期待が高まりました。
OPECプラスが減産の段階的緩和を決めたにもかかわらず原油価格が上昇した事もペソ相場を支援しました。
その後はやや伸び悩んだものの、ドルが弱含んだ事で相対的に新興国通貨が上昇する中、ペソも底堅く推移。
7日の東京市場でも5.4円台中心の値動きとなっています。
注目ポイントはインフレ率
8日にメキシコ3月消費者物価指数が発表されます。
メキシコ中銀は3月会合で政策金利を4.00%に据え置いて利下げを一旦停止しました。
インフレ動向を見守る姿勢を示しています。
そうした中、3月消費者物価指数は前年比+4.67%に加速する見通しで、中銀のインフレ目標上限である4%を超える公算です。
市場予想に沿った高い伸びとなれば、中銀が緩和スタンスを撤回するとの見方に繋がりそうです。
その他、足元で見られる米長期金利低下とドル安の流れが続くかどうかは主要国の株価や原油相場への影響という観点から要注目です。
当然、ペソ相場にとっても重要なポイントになるでしょう。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
5.250円~5.600円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆8日 メキシコ3月消費者物価指数
・主要国株価、原油価格
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