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米の大型景気対策がペソ押上げ。OECD成長見通し上方修正、株価好調

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総括

米の大型景気対策がペソ押上げ。OECD成長見通し上方修正、株価好調

予想レンジ 5.0-5.5

(ポイント) 
*米景気対策で3連続大陽線 円を抜いて年初来最下位脱出
*OECDが成長見通し上方修正
*2月CPI上昇
*株価も上昇、年初来8.19%高
*大麻を解禁へ 世界最大の市場に
*海外のメキシコ人労働者からの国内送金は増加し続けている
*8か月ぶり貿易赤字
*政府の国営電力事業保護でUSMCAと国内から不満
*銀や原油価格の上昇はペソを支える
*バイデン政権は国境の壁の建設を中止
*前回は政策金利は0.25%引き下げられ4.0%へ
*2020年国内総生産(GDP)暫定値は前年比8.5%減
*外部要因が強い(貿易、被仕向送金、原油高など)が国内は脆弱
*対米貿易依存度が頗る高い
*経常収支は3Qに史上最大黒字に

(OECDが成長見通し上方修正)
OECDは21年のメキシコの成長率見通しを0.9%上方修正して4.5%とした。要因は、米国の追加経済対策で平均3-4%前後押し上げられるからだ。その効果は、主要貿易相手国の経済にも波及する見通しで、メキシコ、カナダのみならずEUや中国にも及ぶと言う。またOPECプラスが協調減産を1カ月延長することで合意し原油価格が底堅く推移していることは産油国メキシコにもメリットとなる。
 不安は国内にある。メキシコは景気刺激策をさほど講じておらず、製薬会社からのコロナワクチンの調達も難航している。また中銀総裁は、米国の景気回復などの国外要因を注視し、今後の政策を検討すると説明。その上で、国内は新型コロナの感染状況が深刻なリスク要因だと指摘した。

 (2月消費者物価は上昇 利下げ観測は後退か、目標上限に接近)
 2月消費者物価は前年比で3.76%上昇、1月の3.54%を上回った。昨年10月以来の高い伸びだ。住宅や輸送コストが上昇した。
 インフレ目標を3%に設定し、上下ともに1%ポイントの許容範囲を設けている。2月は中銀目標の範囲内に収まった。
 2月はは前月比で0.63%上昇した。予想は0.59%上昇。変動の大きい一部品目を除くコア指数は前月比0.39%上昇。前年同月比では3.87%上昇し、予想をやや上回った。
 今後の景気回復を見込むとすれば、利下げ観測は後退したが利上げに向かうほどの勢いはない。

(貿易収支は8か月ぶり赤字も仕送りは増加)
 需給面では1月貿易収支は12.36億ドルの赤字。赤字は8か月ぶり。ただ2021年1月も海外のメキシコ人労働者からの国内向け送金は3.3億ドルとなり前年同月から26%増加した。2020年は400億ドル以上の送金があった。主に米国からの送金である。貿易赤字をやや相殺した。

(株価指数上昇、米景気対策受けて)
 株価(ボルサ指数)も米景気対策で上昇。原油高も好感。

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テクニカル分析

米景気対策で3連続大陽線 円を抜いて年初来最下位脱出

日足、ボリバン下限から反発、3連続大陽線。一気に雲を上抜けボリバン上位に。3月9日-10日の上昇ラインがサポート。2月16日-3月11日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
週足、雲に出たり入ったり。ボリバン上位へ、20年11月2日週-21年3月8日週の上昇ラインがサポート。21年2月15日週-3月8日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、雲下での推移が長い(2016年1月以来)。ボリバン中位での揉みあい。21年1月-2月の下降ラインが上値抵抗。20年9月-11月の上昇ラインがサポート。
年足、陽転。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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VAMOS MEXICO

大麻を解禁へ 世界最大の市場に

 3月10日、嗜好品としての大麻合法化の大枠が決まった。国家としての解禁は南米ウルグアイ、カナダに次いで3カ国目。人口規模で世界最大の市場となる。政府は組織犯罪の減少や税収の増加を期待する。ただ国民の間では健康被害や未成年者への悪影響を懸念する声は根強く残っている。メキシコでは17年に医療用の大麻使用は合法化された。最高裁が18年に「娯楽用の大麻使用禁止は権利侵害」という原告の訴えを認めて、議会に立法化を求めており、議論が続いていた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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