豪ドル/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・コロナ感染が下火に
☆世界景気回復期待
☆国際資源価格上昇
足元の豪ドル/円は83円台後半へと続伸
世界的に新型コロナウイルスの新規感染者が減少傾向にある中、景気回復への期待が広がっています。
株価の上昇は足元で一服しつつあるものの、原油や銅、ニッケルなどの国際商品価格の上昇が続いており、資源国通貨の買い材料となっています。
19日に発表された欧州各国の2月PMIを好感して一時83円台へ上昇した豪ドル/円は、豪10年債利回りが1.6%を超えて上昇する中、83円台前半での値固めを経て24日の東京市場で83.79円前後まで続伸。
2018年12月以来、約2年2カ月ぶりの高値を更新しました。
注目ポイントはRBA声明
豪中銀(RBA)は3月2日に政策金利を発表します。
今回も0.10%の据え置きが確実と見られ、焦点は声明文の内容になる見通しです。
前回2月の声明では、「景気回復は順調に進んでおり、当初の予想を上回る勢いで推移」「国内総生産(GDP)は今年半ばには2019年末の水準に戻ると予想」などと前向きな見方を示した一方、4月に終了する債券買い入れプログラムを延長し、買い入れ枠を1000億豪ドル拡大すると発表。
今回は、豪州景気の見通しの他、豪ドル高や豪長期金利の上昇に対する見解にも注目です。
仮にRBAが豪ドル高をけん制しても、リスクオンの流れが続けば豪ドルの下値は限られる公算です。
世界の株価や国際商品価格の動向は引き続き重要でしょう。
また、3日には豪10-12月期GDPが発表される予定です。
来週までの豪ドル/円の見通し
予想レンジ
82.000~85.500円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆3/2 RBA政策金利
・3/3 豪10-12月期GDP
・主要国株価、国際商品価格
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