2021年2月5日
【ドル/円】:ドル強気の流れ。強い上値抵抗にも注意。
ドル/円は直近の日足が高値圏で引ける陽線引けとなり、短期トレンドが強い状態にあることを示しています。一方で、105.50-60,105.80-90に日足の抵抗が、105.60-70に週足の抵抗があり、一旦すり抜けても押し戻される可能性が高いポイントであることから、これらを一気に上抜けるにも無理があると見ています。また、可能性がまだ低いと見ますが、103.90-00の抵抗を下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯します。 ドル買いは105.00-10の押し目を買って104.40に損切りを置くか、来週以降の104.30-40の押し目をゆっくり待つ方針で。この場合の損切りは103.80で撤退です。ドル売りは105.50~105.80ゾーンで戻り売り。損切りは106.10で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は105.50-60,105.80-90、106.30-40に、下値抵抗は105.00-10,104.50-60,103.90-00にあります。
【ユーロ/円】:上値の重い展開。下値抵抗にも注意。125円割れで短期トレンドに変化。
ユーロ/円は小幅続落となりましたが、下値抵抗を守った状態です。126.00-10に日足の抵抗がありますが、これを割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。買いは126.00-10で軽く買って125.40で撤退です。損切りが付かない場合でも126円割れで終えた場合は一旦撤退して様子を見た方がいいでしょう。売りは様子見か127.00-10の戻りがあれば売り狙い。損切りは127.70に置く必要があります。上値抵抗は126.70-80に軽い抵抗が、127.00-10,127.60-70に強い抵抗があります。127.70超えで終えた場合は一段の上昇へ、逆に125円割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。
【ユーロ/ドル】:新たな下落リスクが点灯中。ユーロの戻り売り方針変わらず。
ユーロ/ドルは続落。単体では下げエネルギーの強いものではありませんが、1.2000を割り込んで終えており、新たな下落リスクが点灯中です。1.2050超えで終えれば“ダマシ”の可能性が生じますが、日足、週足ともに形状が悪化しており、下値リスクがより高い状態です。買いは様子見に転じます。売りは1.2030-40で戻り売り。上値余地を1.2060近辺まで見て置く必要があります。損切りは1.2100で一旦撤退です。1.22台に実体を乗せて終えれば“ニュートラル”な状態に戻します。強い上値抵抗は1.2120-30に、下値抵抗は1.1850-60,1.1810-20にあります。
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