いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
1月29日(金)ポンド/円
基調
不安定
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
期待先行で11か月ぶり高値
ポンド/円の快進撃が続いており、本日の東京市場では143.46円前後まで上値を伸ばして昨年2月以来の高値を付ける場面もあった。
英国と欧州連合(EU)が昨年末に通商協定を締結し「合意なき離脱」への懸念が解消された事や、新型コロナウイルスのワクチン接種をいち早く始めた英国は他の国・地域よりも経済回復が早まるとの期待が浮上した事でポンドが買われているようだ。
ただ、「合意なき離脱」は回避したとはいえEU離脱に伴う英経済への悪影響は避けられないだろう。
また、新型コロナワクチンについては「期待先行」の感が否めない。
「期待先行」のポンド高という点においては、足元の経済状況を無視する格好で先々の期待を先取りして上昇してきた主要国の株価と同様の動きであろう。
足元の株価の乱高下はこうした「期待先行」の動きの危うさを物語っている。
ポンドもいずれかのタイミングで値動きが不安定化する公算が大きい。
まずは、週末・月末にあたる本日の相場展開に注意が必要となりそうだ。
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