2021年1月19日
【ドル/円】:上値の重い展開。下値抵抗に跳ね返される可能性にも注意。
ドル/円は小陰線で終え上値を切り下げる流れを変えていませんが、強い下げエネルギーも感じられないので103円割れトライにもまだ無理がありそうです。但し、103円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、102.50割れを見た場合は一段のドル下落に繋がり易くなります。逆に、104.80-90の抵抗を実体ベースで上抜けるか105.00-10の抵抗をクリアした場合は、“ニュートラル”な状態に戻して105.50-60の週足の抵抗をトライする動きが強まり易くなります。 ドル買いは103.10-20の押し目待ちとします。損切りは浅い場合で102.70、深い場合は下値リスクが点灯する102.40で撤退です。ドル売りは104.10-20で戻り売り。損切りは104.60で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は104.30-40、104.80-90に、下値抵抗は103.50-60、103.10-20、102.50-60にあります。
【ユーロ/円】:下値リスクがやや高い状態。下値抵抗にも注意。
ユーロ/円は小幅続落となりました。日足は下値リスクが点灯中ですが、昨年5/6に付けた114.43と10/30に付けた121.62を結ぶサポートラインの下値抵抗が124.90-00に位置していることや、週足の下値抵抗が124.50-60にあり、これを割り込んで越週するか、124円割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です、一方で127.20-40ゾーンに日足、週足の抵抗があり、これをしっかり上抜けて来ないと上値余地も拡がり難いでしょう。買いは125.10-20で押し目買い。損切りは124.70浅めに撤退するか、深い場合は124.40で撤退です。売りは様子見です。やや強い上値抵抗が126.40-50にあります。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる可能性。強い下値抵抗にも注意。
ユーロ/ドルは昨日の東京市場(9:00am)に前日足から下寄りのスタートとなりましたが、下値を攻めきれずに小陽線で終えています。上昇エネルギーの強いものではなく、日足の形状が悪化していますが、昨年5/14に付けた1.0775を基点とする中期的なサポートラインの下値抵抗が1.1940-60に位置しており、これが強い下値抵抗として働く可能性があります。このレベルの売りも慎重に。買いは様子見か1.1960-70の押し目があれば軽く試し買い。損切りは1.1910で撤退です。売りは1.2110-20の浅い戻りを軽く売って1.2170で一旦撤退するか、1.2200-10の戻り待ちとします。この場合の損切りは1.2260で撤退です。1.2310-20の抵抗を上抜けて終えるまでは、下値リスクにより警戒が必要です。強い上値抵抗は1.2240-50、1.2310-20に、下値抵抗は1.2050-60、1.1940-60にあります。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。