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1月7日(木)メキシコペソ/円
基調
波乱含み
目先の注目材料
・1/7 メキシコ12月消費者物価指数
・主要国株価、国際商品価格
12月CPIが利下げ観測を強めるか
本日はメキシコで12月消費者物価指数が発表される。
結果によってはメキシコペソの変動が強まる可能性があるため注目しておきたい。
8月以降、メキシコのインフレ率(消費者物価の前年比上昇率)は中銀の目標上限である4%を超えて高止まりしていたが、11月に3.33%へと低下。
これを受けて中銀は、9月を最後に一旦ストップしていた利下げを再開する可能性を示唆した。
こうした中、本日の12月消費者物価指数の伸びがさらに減速するようなら、2月(次回会合)利下げの観測が市場で高まりそうだ。
なお、メキシコ12月消費者物価指数の市場予想は前年比+3.16%となっており、小幅に減速すると見られている。
ペソ相場は昨年11月の米大統領選以降、バイデン新政権の誕生を好感して(トランプ政権の強硬な通商政策や移民政策が軟化するとの期待)上昇基調が続いているだけに、利下げ観測が高まれば持ち高調整のペソ売りが強まる可能性があろう。
仮に中銀が25bps(0.25%)の利下げを行っても政策金利は4%と相対的に高く、ペソは高金利通貨の座を維持すると見られる。
このため下落トレンドに転換する公算は小さいと見るが、短期的にはレートが急変動する可能性があるため注意が必要となりそうだ。
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