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12月17日(木)メキシコペソ/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・12/17 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
インフレ鈍化で一部に利下げ観測も
本日はメキシコ中銀が政策金利を発表する。
市場予想は4.25%での据え置きが大半を占めるが、一部には4.00%への利下げを見込む向きもある。
メキシコ中銀は前回11月の会合で利下げを休止。
一時は市場に利下げサイクルが終了したとの見方が強まったが、その後インフレが急速に鈍化したため利下げが再開されるとの見方が一部に浮上した。
据え置き、利下げともに完全には織り込み切れていない事から、ペソの反応としては据え置きなら上昇、利下げなら下落の反応が予想される。
ただ、利下げの織り込み度合いが低い点を踏まえると、利下げした場合の下落の反応は比較的大きなものになる公算が大きいため注意が必要だろう。
その他、声明文で示されるであろう中銀の政策スタンスおよび経済・物価見通しもペソの動きに影響する可能性がある。
ペソ/円は11月の米大統領選以降、バイデン氏の勝利を織り込みながら(トランプ政権ほど通商政策が強硬ではないとの見方から)上昇してきたが、足元ではペソ買いが一服。
本日のメキシコ中銀の政策金利発表が、相場の「次なる方向感」を決める手掛かりとなる可能性があるため注目しておきたい。
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