2020年12月4日
【ドル/円】:下値リスクがやや高い状態、103.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化。
ドル/円は直近の日足が陰線引けとなり、この足が11/6に付けた103.18を基点として下値を切り上げて来た流れから、若干下抜けた位置で終えており、日足の形状が悪化しています。下げエネルギーの強いものではないので“ダマシ”となる可能性がありますが、103.50割れで終えるか、値動きの中で103.00割れを見た場合は、新たなドル下げトレンド入りの可能性が高くなり、一段のドル下落に繋がり易くなります。 逆に可能性がやや低い状態ですが、105.90超えで終えた場合は、日足、週足の抵抗を上抜けたことにより、下値リスクが後退して上値トライの動きが強まり易くなります。この場合でも106.50~107.00ゾーンに強い上値抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難いと見ています。 ドル買いは1日様子見か103.60-70の押し目を軽く拾って、下値リスクが点灯する103.40で浅めに撤退です。売りは104.20-30で軽く戻り売り。上値余地を104.40-50まで見て置く必要があります。損切りは浅い場合で104.60、深い場合は105.20で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は104.90-00、105.50-60に、下値抵抗は103.50-60、103.00-10、102.30-40にあります。
【ユーロ/円】:ユーロの押し目買い方針継続。
ユーロ/円は小反落。下げエネルギーの強いものではなく、短期トレンドも強い状態を維持していますが、126.50-60の日足の抵抗にもぶつかっており、若干下押す可能性が生じています。買いは1日様子見か、125.30-40の押し目があれば買い狙い。損切りは短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す124.40で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は126.50-60、127.00-10に、強い下値抵抗は125.00-10にあります。
【ユーロ/ドル】:“ユーロ強気”を維持。押し目買い方針継続。
ユーロ/ドルは小幅続伸となりました。短期トレンドが強い状態を維持しているので押し目買い方針継続としますが、直近の陽線が上昇余力に欠けるものであることから、若干下押す可能性があります。買いは1日様子見か、1.2050-60の押し目待ち。急落した場合の下値余地を1.2000近辺まで見て置く必要があります。損切りは1.1980で撤退です。売りは引き続き様子見です。短期トレンドは1.1950割れで“ニュートラル”な状態に戻しますが、中期トレンドが“強気”の流れに入っており、1.1750割れで終えない限り、調整下げの範囲内です。
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