トルコリラ/円(4時間足)
直近1週間のポイント
☆トルコ中銀が引締め姿勢を再表明
・トルコGDP高い伸び
・株高でリスクオンの流れ
足元のトルコリラ/円は13円割れから反発
24日に13円台を割り込むなど、一時はトルコ中銀の大幅利上げの効果が薄れつつありましたが、26日に発表されたトルコ中銀議事録で「物価が安定するまで断固とした引締め姿勢を継続する」と表明した事から再び上昇。
30日にはトルコ7-9月期国内総生産(GDP)が前年比+6.7%と大幅に伸びた事も買い材料となり13.45円前後まで強含みました。
米国のS&P500やナスダックなどが史上最高値を更新するリスクオンの流れもリラ高を後押ししました。
注目ポイントは11月CPI
3日にトルコ11月消費者物価指数(CPI)が発表されます。
市場予想は前年比+12.66%となっており、10月の+11.89%から伸びが加速する見通しです。
トルコ中銀はインフレ抑制に向けて11月に大幅利上げに踏み切りましたが、今回のCPIを受けて12月の追加利上げ期待が高まる可能性があります。
なお、12月のトルコ中銀金融政策決定会合は24日のクリスマスイブに予定されています。
その他、リスクオンの流れが続くかどうか、米国を初めとする主要国の株価動向にも引き続き注目です。
来週までのトルコリラ/円の見通し
予想レンジ
13.000-13.800円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆12/3 トルコ11月消費者物価指数
・主要国株価、国際商品価格
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