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【ポンド円】今週が正念場に

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

11月16日(月)ポンド/円

基調
不安定

目先の注目材料
・英・EU通商交渉
・主要国株価、国際商品価格

今週が正念場に

英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitを巡り、両者が通商協定を締結するための合意期限はひとまず延長された。
とはいえ、「移行期間」が終了する年末まで残り1カ月半となり、英国やEU加盟国の議会承認手続きに必要な時間を考えれば交渉に残された時間は少ない。
ブルームバーグによると、英・EU双方の当局者は今後1週間が重要だとの認識で一致しているようだ。

英国の交渉責任者デービッド・フロスト氏は15日、EUのバルニエ首席交渉官との協議について「ここ数日は前向きな方向に進んでいる」としながらも、「成功しない可能性もある」と警告。
その上で、英国は今後の交渉で自らの立場を「変えることはない」と強調した。
EUは、合意到達にはジョンソン英首相が先に動く必要があると主張しているが、英国側はこれを拒否する姿勢を維持している模様だ。

足元のポンド/円は、11日に140.29円前後まで上昇して約2カ月ぶりの高値を付けたが、その後13日には一時137.50円台に反落するなどボラタイルな動きとなっている。
英・EU双方が重要と位置付ける今週の交渉次第では、値動きがさらに激しさを増す事も考えられる。
いつ、どのタイミングで関連報道が飛び出すか予測できないため、ポンドの取引には細心の注意が必要となろう。

「為替チャート|ポンド/円(GBPJPY)|日足」はこちら