2020年11月6日
【ドル/円】:短期トレンドに変化。一段のドル下落へ。
ドル/円は安値引けの陰線が出ており、この陰線が短期トレンドに変化を生じさせています。新たなドル下げトレンドを形成する流れに入った可能性が高くなっており、底打ち確認までドル買いは様子見に転じます。 短期トレンドは105.40-50の抵抗を実体ベースで上抜けて終えればニュートラルな状態に戻しますが、106.00超えで終えない限り上値余地も拡がり難い状態です。 今日は米雇用統計の発表(日本時間22時30分)があります。市場予想は失業率:7.7%、非農業部門雇用者数+590千人となっています。 ドル買いは様子見です。ドル売りは104.10-20の戻り待ち。損切りは105.10で撤退です。 日足の上値抵抗は104.10-20、104.50-60、104.80-90に、下値抵抗は103.10-20、102.50-60、102.20-30にあります。
【ユーロ/円】:ユーロの戻り売り方針継続。
ユーロ/円は上ヒゲが長く、実体の小さい陰線引けとなりました。122.00-10の下値抵抗を守って下値を若干切り上げていますが、直近の陰線が上値トライに失敗していることや、上値を切り下げる流れに入り込んでおり、下値リスクがより高い状態です。買いは様子見です。売りは、122.90-00で戻り売り。上値余地を123.30-40まで見て置く必要があります。損切りは浅い場合で123.60、深い場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す124.10に置く必要があります。
【ユーロ/ドル】:調整下げ終了の可能性が点灯。ユーロの押し目買い方針で。
ユーロ/ドルは陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、1.1860-70の抵抗を上抜けきれておらず、これを上抜けて来るまでは上値余地も拡がり難い状態です。一方で下値も1.1600-10の重要ポイントに跳ね返されており、調整下げが終了した可能性が生じており、押しは一旦買い場となる可能性も高いと見ています。買いは1.1800-10の押し目を軽く拾って1.1740で撤退です。急落した場合の下値余地を1.1750近辺まで見て置く必要があります。売りは1日様子見です。上値抵抗は1.1920-30、1.1960-70に、下値抵抗は1.1750-60、1.1700-10にあります。
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