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5円のせきれず下落。本日、注目の3Q・GDP発表

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総括

5円のせきれず下落。本日、注目の3Q・GDP発表

予想レンジ 4.7-5.2 (通貨10位、株価12位) 

(ポイント) 
*本日は3Q・GDPの発表
*今週は米株下落、原油安がペソ安を招いた
*1ペソ5円での売執拗な売りも続いた
*貿易黒字がペソを支えている
*経済指標はやや伸び悩み
*米大統領とペソの関係は
*雇用はやや改善
*インフレは4%にのせる
*海外からのメキシコ向け投資は増加
*中銀によればここまでの景気回復は外部セクターに依存
*全国民にコロナワクチン接種を計画
*政府は、総額2970億ペソのインフラ投資計画を発表
*9月の自動車生産、2月以来の高水準に
*政策金利は11会合連続で引き下げられたが前回の利下げ幅は0.25%に縮小
*中銀が発表した調査では、20年の実質経済成長率はマイナス9.97%
*中銀は流動性供給を延長
*債務拡大でソブリン格付けの引き下げも話題になり始めている
*株価は安い、年初来15.48%安
*大統領は経済が4月と5月に「底を打った」と指摘
*対米貿易依存度が頗る高い

(5円のせきれず、米株下落と原油安、指標伸び悩みで)
 ボリンジャーバンド上限近く、また再び5円に乗せきれず下落。米株下落によるリスクオフ、原油安、経済指標伸び悩みが要因。ただ9月貿易収支は黒字を確保しペソを支えた

本日は3Q・GDPの発表、前期比11.9%増、前年同期比で8.9%増の予想。

(8月GDP)
8月のGDPは、前月比1.1%増と、予想の1.9%増を下回った。新型コロナウイルスのパンデミックによる打撃からの回復が減速している。
8月の前年同月比は9.4%減。予想は8.2%減だった。
前月比の内訳は、農業、漁業、鉱業などの第一次産業が5.9%減。一方、製造業などの第二次産業は3.3%増だった。サービス業など第三次産業は0.4%増加した。
パンデミックに関するメキシコの政策対応は域内の他国より「劣る」内容だと指摘されている。政府の支援策はGDPの1.0-1.5%に相当する規模であり、対象が狭い上、うまく的を絞っておらず、生産業への支援は非常に限られている。さらに財政政策の対応が弱いため、景気の落ち込みは悪化する上、回復も弱くなるだろう。

(経済指標伸び悩み)
 8月小売売上は前期比2.5%増で7月の5.9%増から悪化した。8月経済活動指数は前期比1.1%増で7月の5.7%増から悪化した。

(9月貿易収支)
 9月貿易収支は、43.85億ドルの黒字と、8月の61.16億ドルから縮小したものの4カ月連続で黒字となった。新型コロナウイルスのパンデミック世界的大流行から急速に回復する中、輸入が輸出を上回るペースで加速した。輸出は前年同月比3.7%増と、パンデミックが始まって以来初めてプラスに転じた。輸入は前年同月比8.5%減。

(原油急落もペソ売り)
欧米での新型コロナウィルス第2波感染拡大とロックダウンで原油需要が減少するとの思惑から原油は10月29日終値で先週末の39.85ドルから9.23%下落し36.17ドルとなっている。産油国のメキシコにとっては痛手だ。

(米大統領選挙の影響)
 バイデン氏勝利がメキシコペソに最も有利な結果になるとみている。トランプ大統領はメキシコからの不法移民を防ぐため国境に壁を建設、費用はメキシコに負担させるなどメキシコに対して厳しい政策をとってきた。バイデン氏になれば、不法移民の家族引き離しの撤廃など人道的な政策をとるものともみられる

(国営石油会社ペメックス黒字回復)
国営石油会社ペメックスの2020年7~9月期決算は、最終損益が14億ペソの黒字(前年同期は878億ペソの赤字)となった。ガソリンの輸入価格の下落や為替差益が寄与した。
同社は原油生産量の減少に伴い経営が悪化している。四半期での黒字確保は18年7~9月期以来、2年ぶりとなった。4~6月の最終損益は440億ペソの赤字だった。

テクニカル分析

5円のせきれず下落、一時ボリバン下限下抜く

 日足、5円に乗せきれず、10月27日の上ヒゲから下落。一時ボリバン下限を下抜く。10月28日-29日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。まだ雲の上。
 週足、ボリバン上限近くから反落。10月12日週-19日週の上昇ラインを下抜く。雲の下へ。9月21日週-28日週の上昇ラインがサポート。
月足、6月-9月の下降ラインが上値抵抗。8月-9月の上昇ラインがサポート。ボリバン下位、雲の下。
 年足。16年-19年の上昇ラインを下抜く。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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VAMOS MEXICO

中国、中南米にワクチン外交攻勢

 新型コロナウイルスがまん延する中南米諸国に対して、中国が自国のワクチンの売り込みを強めている。米国との覇権争いをにらむ中国は、「ワクチン外交」で地域への影響力の拡大を狙う。
 中国政府は7月に中南米地域に対し、ワクチン確保のために10億ドルを貸与すると発表した。特に中米カリブ諸国など貧しい国では、中国頼みが顕著になっている。
 一方、米国の存在感は薄れている。トランプ大統領が任期中に中南米を訪問したのは20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の1回だけ。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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