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トリプル安、さらに混沌 EUとイスラムの対立も勃発

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総括

トリプル安、さらに混沌 EUとイスラムの対立も勃発

(通貨最下位、株価5位)  

予想レンジ トルコリラ/円 12.7-13.4

(ポイント)
*トルコのみならずイスラム諸国がフランス製品のボイコットを呼びかけ(仏の予言者ムハンマドの風刺画対応を批判)
*高インフレでも政策金利は維持されリラは下落
*数多くの国際紛争に関わっている
*その中でアゼルバイジャンとリビアは停戦か
*10月企業信頼感は改善
*8月鉱工業生産や小売売上は前年比で改善
*黒海の油田開発に期待
*ロシア製ミサイルの試射に米国が反発
*米議会はロシアへのミサイル売却問題で制裁を決定
*ギリシャとの海底資源探査問題も解決せず
*キプロス問題、シリア内戦介入も終わっていない
*スワップ金利は引き上げられたがリラ浮上への効果薄い
*外貨取引規制を緩和
*外貨準備は再び減少
*ムーディーズが格付け引き下げ
*エルドアン大統領は20年プラス成長を予想、政府と民間の成長予想に差異
*2Q・GDPは前年比9.9%減で、約10年ぶりの縮小
*カタールの枠増加に続きに続き中国ともスワップ協定締結

(トルコリラが過去最安値更新、中銀決定響く トリプル安)
トルコリラが10月26日、過去最安値を更新。中銀による先週の予想外の政策金利据え置きを市場はまだ消化しきっていない。リラは対ドルで史上最安値の8.08台まで下げている。通貨、株、債券(金利は上昇)が大きく売られている。

(EUとイスラム対立激化)
 エルドアン大統領は、国民に対しフランス製品をボイコットするよう呼び掛けると同時に、EU首脳に対しマクロン仏大統領の「反イスラム」政策を止めさせるよう訴えた。
 仏では、教師が表現の自由に関する授業でイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を使用した後、イスラム過激派とみられる容疑者に首を切られ殺害される事件が発生。これを引き金に、クウェートやサウジアラビアでフランス製品や小売チェーンのボイコットする動きが広がったほか、バングラデシュではこの日、マクロン大統領に抗議するデモが行われた。
 
(高インフレでも政策金利据え置きのジレンマ)
 政策金利は予想外の10.25%に据え置かれた。予想は1.75%の利上げだったが景気回復がおぼつかないがインフレが高止まりするジレンマから抜け出せないということだろう。今週は9月貿易収支が発表されるが依然赤字のままだ。リラ安でも輸出が伸びない。底堅かった株価も昨日は3.88%安。

(混沌 国際情勢)
 国際情勢は混とんのまま。多くの国際紛争に関わっているトルコだが大きなものはS400ミサイル問題、東地中海での資源探査問題、アゼルバイジャンの民族紛争だ。
 米国とEUから経済制裁を受ける可能性があることは最悪だ。トルコは、NATOと対立するロシアから購入した最新鋭の地対空ミサイルシステムの試験を行い、かねてより反対してきた米国との溝がさらに深まりつつある。エルドアン大統領は、「試験は行ったし、行っている。アメリカの方針はわれわれにとって問題ではない」と述べ、試験に踏み切ったことを明らかにした。
 東地中海問題では資源開発をめぐって対立するトルコとギリシャが、それぞれ予定していた軍事演習を中止することで一致した。突発的な衝突が懸念されていたが、両国が理事会で中止を表明したという。
 アゼルバイジャン問題ではアゼルバイジャンとアルメニアの外相が、ポンペイオ米国務長官とそれぞれ会談した。ポンペイオ長官は、両外相に戦闘の即時停止と民間人の保護を求めた上で、引き続き、米国、ロシア、フランスの3か国が共同で仲介にあたる方針を示した。(米国務省は25日、係争地ナゴルノカラバフを巡るアゼルバイジャンとアルメニアの戦闘に関し、3カ国による共同声明を発表し、現地時間26日午前8時(日本時間午後1時)から両国が捕虜交換や遺体の引き取りを目的とする「人道的停戦」を順守することで合意したと明らかにした。ロシアの仲介で両国は今月10日と18日の2度にわたり停戦合意したが戦闘は続いており、実際に履行されるかが焦点となる)

(リビア停戦にエルドアン大統領は)
  内戦状態にあるリビアで、西部の首都トリポリを本拠とするシラージュ暫定政権と、東部を拠点に暫定政権と敵対する軍事組織リビア国民軍の代表団が、国連による仲介で停戦合意に署名した。
 国連のグテーレス事務総長は、停戦合意が「和平への根本的な一歩」になる一方、困難な作業も待ち構えていると強調した。
こうした中、暫定政権を支援するトルコのエルドアン大統領は「停戦が実現するとは思えない」として懐疑的な見方を示した。

(企業信頼感は改善、10月)
トルコ10月企業信頼感108.1で9月の105.3から上昇した。
 リラは史上最安値だが経済指標は弱いものばかりではない。経常収支は赤字が続く、昨日は株も急落 1.59%安で年初来では2.40%高
 28日には経済信頼感の発表 30日は貿易収支がある

テクニカル分析(トルコリラ/円)

9月28日以来ボリバン下限2σ下抜く

日足、政策金利据え置きで10月19日-21日の上昇ラインを下抜き大幅安。9月28日以来ボリバン下限2σ下抜く。10月23日-26日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。雲のはるか下。
 週足、ボリバン下限に沿って下落。9月21日週-10月19日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、5月-6月の上昇ラインを下抜く。8月-9月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限。
年足 5年連続陰線、今年は陽転して始まるも陰転。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

モルガンスタンレー、新興国に強気もトルコは対象外

モルガン・スタンレーは、新興国市場の通貨やソブリン債に対する強気姿勢を表明。「新型コロナウイルスの効果的なワクチンが配布されれば、新興国は世界的な成長回復の動きに一段と深く貢献する見通しで、そうなれば(中国など)すでに回復している地域から他の新興国へと投資家のポジションがシフトする可能性がある」と指摘。通貨では、ブラジルレアル 、メキシコペソ 、コロンビアペソ、南アフリカランド 、ロシアルーブル を選好。債券では、南アフリカ、ブラジル、エジプト、ガーナ、ウクライナ、メキシコの国営石油会社ぺメックスへのエクスポージャーを拡大。但しトルコは選好対象に入っていない

情報提供元:FX湘南投資グループ
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