いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
10月8日(木)メキシコペソ/円
基調
底堅い
目先の注目材料
・10/8 メキシコ9月消費者物価指数
・主要国株価、原油価格
利下げ打ち止めか継続か
メキシコ中銀は9月の会合で11回連続となる利下げを決定。
ただ、利下げ幅は0.25%と、これまでの利下げサイクルの中で最小に留めた。
その上で「インフレ、経済活動、金融市場について言及されたリスクを考慮すると、金融政策と経済全般に大きな課題が生じる」と指摘。
インフレと景気後退の板挟みで追加利下げの判断が難しくなっている現状を説明した。
こうした中、9月消費者物価指数(前年比)が中銀のインフレ目標上限である4%超えて高止まりするようなら、利下げ打ち止めの思惑が浮上しそうだ。
この場合、5日に政府が発表した官民合同のインフラ投資計画(2970億ペソ=約138.3億ドル)を好感した動きと相まってペソが上昇すると見られる。
ペソ/円が節目の5.00円を再び超えられるか注目だ。
一方で9月消費者物価指数が4%を下回ってくれば利下げ継続の見方が広がり、ペソの上値を抑える可能性があろう。
ペソ/円の調整のメドとしては20日移動平均線が通る4.87円前後が挙げられる。
なお、9月消費者物価指数(前年比)の市場予想は+4.05%となっている。
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