と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
▼基本中の基本のロスカットルール
▼相場急落!!その時の資産は?
▼チャート上にぽっかり『窓』が発生?それって資産に影響あり?
▼まとめ
- 実はずっと気になっていたことがありまして・・・・。
レバレッジやロスカットについてお勉強した際に「FX口座に入っている資産以上の損失が発生する可能性がある」と学んだんですが、ピザちゃんは今までがんがんロスカットされていますが(※デモ口座ですヨ)、1度だってもFX口座に入っているお金以上の損がでたことなんてありません!!
「FX口座に入っているお金以上の損が出る」なんて、ピザが嫌いな人が世の中にいるってくらいあり得ない事だと思ってていいですか? - (ベレー心の声:いやピザが苦手な人は案外いるでしょ)
「預けた資産以上の損失が発生する可能性がある」とは、例えばFX口座に10万円入っていた場合に相場状況とかによっては10万円がまるまる無くなるだけじゃなくて、マイナスになっちゃう事もあるよってことを指しているんだけど 、ずばりその可能性は・・・・有りなのだ!! - でも、ロスカットっていうFX口座のお金を守ってくれるありがたーい制度がありますよね!?
- たしかにロスカットは資産を守る安全装置的な役割はあるんだけど、損失額を保証するものではないのだ!
わかりやすいように、まずはロスカットが執行されるケースを見てみるのだ~
基本中の基本のロスカットルール
- 5万円のうち、4万3千円を保証金に使ってたから、ロスカットされると、やっぱり取引にあてていた保証金前後のお金4万3千円は口座に残るようですよ♪
口座内のお金がゼロってなるってことは、この4万3千円の存在が危ういってことですよね?
そんなこと絶対に考えられません・・・ - これは、このチャートのようにじりじりと比較的ゆるやかに値段が下がって来ていたから、最初に想定していたレベルの損失で済んだと考えられるのだ!
ただ、為替相場があまりにも急激に予想と反対方向に進んでしまうとどうなるかというと・・・ - ゴクリッ・・・
相場急落!!その時の資産は?
- ちょっと極端すぎる例だけど、わかりやすいように、為替レートが1円くらい飛んだ、つまり「105.500円」だったレートが、次のレート更新で一気に「104.499円」に動いたケースを見てみるのだ!
本来のロスカットレートよりも1円不利なところでロスカットされちゃっているから・・・。 - 想定していたロスカットレートより1円さらに低いところでロスカットされると、FX口座にはさっきより1万円も少ない3万3千円しか残らない!?
ちょっちょっと待ってください!
そうなると、2円レートが飛んじゃうと2万3千円、3円レートが飛ぶと1万3千円、4円レートがぶっ飛ぶと3千円・・・
それ以上だと・・・ピザちゃんがぶっ飛びそうです・・・ - なんとなくイメージはつかめたと思うのだ~
為替相場が比較的落ち着いていれば、仮にロスカットされてしまっても、ある程度は想定の範囲で損失は収まるけど、突発的に一気に動くと、そこからロスカットの処理が走るから、想定以上の損がでる場合があるのだ!! - ん?でも、そもそもそんなに一気にドッカーンと動くことってありますか??
ピザちゃんはドル/円の取引をよくしていますが、9月に入ってからの値動きはそれはもう本当に穏やかです・・・ - たしかにピザちゃんの言う通り、最近の為替相場の値動き自体は大きくはないのだ!
2019年1月から2020年8月末までの一日あたりの値動きを振り返ってみても、平均でドル/円だと70銭弱、値幅の変動が激しいと言われているポンド/円でも1円30銭ほどなのだ~
※外貨ネクストネオで提供している為替レートの高値と安値を元に算出 - それなら心配無用ですね・・・
- その考えは激甘なのだ!
たしかに、ここ最近の「一日の値動き」は落ち着いているけど、このチャートを見るのだ~
チャート上にぽっかり『窓』が発生?それって資産に影響あり?
- これはドル/円のチャートですね!
お隣通しでローソク足は密接していますが、ソーシャルディスタンスを意識してか、スペースをあけているところがありますね・・・ - これは「窓開け」といって、前日の終値から、翌日の始値が大きく開いている状態なのだ!
窓開けができる理由は為替市場がクローズしている土日や、各営業日のレートが停止しているメンテナンス時間に相場を大きく動かすような好材料・悪材料があった場合にオープンと同時に売買が急増することにあるのだ!
ちなみに、上方向に開いた窓は「上窓」、下方向に開いた窓は「下窓」と呼ばれているんだけど、為替相場でときどき発生する現象なのだ~ - チャートの故障ではないようですね・・・
ちなみにこのチャートは「下窓」ですね・・・ - 為替変動の理由については、マネ育チャンネルの外為トゥデイというレポートを見て欲しいんだけど、外為どっとコムのFX口座「外貨ネクストネオ」では前日の終値からドル/円は1円弱も「窓を開けて」取引をスタートさせたのだ!
2020年3月10日号 外為トゥデイ - 1円ですか!?そうなると、FX口座のお金が全部なくならないにしても、取引中だった人の中には想定よりも大きく損がでてしまった人がいたってこと・・・
- 例えば、このチャートを見るとドル/円は「下窓を開けて」オープンしているから、売りポジションを持っていた人は月曜日の約定ルール
によって有利なレートで指値決済が成立した人もいるだろうけど、買いポジションを持っていた人は、想定よりも不利なレートでストップ決済が成立・・・・または想定よりもずっと下の水準でロスカットになった人もいるかもしれないのだ!! - 投資にリスクはつきものですが、心臓に悪いので、なるべく当日中に取引は終了させようかな・・・
- もちろん、それもリスクコントロールの1つなのだ~
ポジションを翌日に持ち越したいけど、ちょっと心配だなってときは、一部だけを決済したり、あとは許容範囲内で追加入金を考えてもいいかもね!
外為どっとコムではクイック入金といって、原則土日祝日も即座にFX口座に入金を行うことが出来るサービスがあるから、そういったサービスを活用するのもいいのだ! - 週末の間にビックな情報がいきなり飛び込んできて週明けの為替相場の状況が心配だなって時は「月曜日の窓開け」対策として入金しておくってこともできますね♪
- そうなのだ~
あと、これも覚えておいて欲しいけど、レートが飛ばなくても、激しく動いているような場合には、以下のような理由で資産以上のマイナスがでちゃう可能性も考えられるのだ!
FX口座に入っている資産以上の損失が出る可能性について
ロスカットを判定する際の評価は、相場動向や評価する対象データの量等により必ずしも時間内に完了するものではなく、相場の変動等により評価処理および処理に遅延が生じる可能性があります。
結果的にロスカットレベルを大幅に下回る有効比率でロスカットが執行される場合があり、その際にはFX口座の預託金以上の損失を被る事も考えられます。
ロスカットを判定する際の評価は、相場動向や評価する対象データの量等により必ずしも時間内に完了するものではなく、相場の変動等により評価処理および処理に遅延が生じる可能性があります。
結果的にロスカットレベルを大幅に下回る有効比率でロスカットが執行される場合があり、その際にはFX口座の預託金以上の損失を被る事も考えられます。
- 簡単に説明すると、本来はロスカットの判定は一定間隔で行われているけど、相場の変動がとくに大きい場合は、判定までの間隔が長くなったり(ロスカットの判定処理が遅れる)、ロスカット処理が速やかに行われないケースも考えられのだ!
そうなると、結果的に資産以上の損がでちゃう可能性があることを指しているのだ!! - ふむふむ・・・
でも、そもそもロスカットされるお値段って、計算で求められることができるのに、どうしてそのお値段でビシッと成立しないんですか?
もしや、これってよくある大人の事情ってやつですか? - ちがうのだ!!
ロスカット判定されると、成行注文にて自動で決済されるのだ~
ピザちゃんも知っていると思うけど、成行注文は約定方法の性質上、スリッページが発生するのだ!
だから、相場状況によっては約定した価格が想定していたロスカット値から乖離することがあって、 その結果としてFX口座に入れている資金以上の損失が生じる可能性があるのだ! - いままで、たっくさんロスカットされていますが(※デモ口座ですヨ)、FX口座に想定どおりのお金が残ってたのはたまたまなんですね・・・
- もちろん、資産以上のマイナスが出る可能性はここ最近の値動きだけを参考にすると、決して高いとは言えないのかもしれないけど、ゼロではないってことはしっかり覚えておいて欲しいのだ~
ちなみに資産以上のマイナスを出してしまった場合は、その不足分をFX口座に入金するなどして解消する必要があるのだ! - 完全にお勉強不足でした・・・
取り返しのつかない損を出さないためにも、根拠のない自信や欲をすべて捨て去ります・・・ - (ベレー心の声:ロスカットされてばかりなのに自信あったのか・・・)完全にリスクをなくすことは出来ないけど、ポジションの量を減らしたり、入金金額を調整することでも、うまく付き合って行くことはできるのだ~
あと、しっかりした情報収集を行って、正しい知識を身につければ、いま取るべきリスクの量も考えられるようになるから、トレードのスキルはアップすると思うのだ!!