と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
▼指値注文とストップ注文の違い
▼月曜日の約定ルールで「有利なレート」で成立
▼月曜日の約定ルールで「不利なレート」で成立
▼まとめ
- あれれ?こんな値段で指値注文を出していたかな・・・。
- どうしたのだ??
- 少し前の注文になるんですが、週末金曜日に買いの指値注文を108.000円で出したと思ってたんですが、週明け月曜日の朝に107.122円で成立しているんです・・・。
寝ぼけてたんでしょうか・・・。
でも、記憶にある値段よりずっと安く買えたからラッキーです♡ - ・・・・。「ラッキー♡」で簡単に片づけて、なぜそうなったのかとお勉強しないと「アンラッキー」なことが起こるかもしれないのだ・・・。
- エッー!!!
- そうならない為に、まずは「指値注文」と「ストップ注文」のおさらいなのだ~
ピザちゃんはもちろんこの注文の特徴ってわかるよね? - もちろんです・・・。ガンガン使いこなしてます!!
- 頼もしいのだ!
じゃあ、説明をお願いするのだ~ - 任せてください!!「指値注文」も「ストップ注文」もどっちも値段を決めて注文を出す方法です・・・。
「指値注文」の場合、買いだと注文を出す時よりも低い値段、売りだと高い値段を指定します。
「ストップ注文」の場合は「買い」だと注文を出す時よりも高い値段、「売り」だと低い値段を指定します。 - そうなのだ~
ちょっと紛らわしいけど、「指値注文」と「ストップ注文」では条件が逆と覚えるといいのだ!
指値注文とストップ注文の違い
- ストップ注文は決済の時によく使ってます・・・。
初心者のころはストップ注文は「これ以上、損を大きくしないための注文」ってのは何となくわかってたんですが、とんでもない値段を指定したりして・・・。
ストップ注文のレートに届くよりも先にロスカットになっちゃう事もありました・・・。あのころから随分成長したもんです。 - (今もまだちょっと心配だけど・・・)どれくらいの値段で注文を入れたらいいかも最初は難しいものなのだ~
取引に慣れてきても、その時々で値動きが大きかったり、小さかったりするから、これくらいは動くかなって予測しても、なかなか思い通りにならなかったりするのだ!
ちなみにストップ注文の「とんでもない値段」って、どの通貨ペアでいくらで入れていたの - ドル/円で「10円」です・・・。
- 「100円」じゃなくて「10円」??
いまのドル/円の水準が108-109円くらいだから、100円近く離れた水準にストップ注文を入れていたんだね・・・・。
どれくらいの値幅をとって注文を入れるかも大切だけど、直近の値段とも比較しながら値段を決める必要があるのだ~
(ドル/円で過去に10円なんて付けたことないのに・・・。これ以上言ったらピザちゃんイジけそうだし、今は解っているみたいだからこれは心にしまっておくのだ・・・。) - 何をひとりでぶつぶつ言っているんですか・・・?
- なっ、なんでもないのだ!!
さぁ、前置きが長くなったけど、「指値注文」と「ストップ注文」についてはピザちゃんも解っているみたいだから、本題に入るのだ! - はい、あのラッキーな・・・、じゃなくて希望した値段よりも低い値段で成立した買いの指値注文のことですね・・・。
たしか、指値注文だと「希望したレートでのみ成立」するって覚えていたんですが・・・。 - その認識で合っているのだ~
ちなみにストップ注文だと、スリッページが発生することがあるから、指定したレートから離れた値段で注文が成立することはあるのだ! - でも、今回は「指値注文」ですし・・・。
じゃあ、やっぱりおかしいですよね・・・・。怪奇現象?? - ちがうんだな~
実は「月曜日の約定ルール」ってのがあって、例えば前週とかに「指値注文」とか「ストップ注文」とか予め値段を指定して 注文を入れていた場合に、月曜日のオープンレートで約定の条件を満たしていれば、指定したレートではなくオープンレートで注文が成立するのだ~ - それって良いことなんでしょうか・・・。
よくわかりませんが、希望するお値段じゃなくて、違うお値段で買っちゃうってことですよね? - おっスルドイのだ~
ちょっとイメージしやすいように、まずは「買い指値」と「売りの指値」を週末に入れておいたケースをちょっと見てみるのだ!
月曜日の約定ルールで「有利なレート」で成立
- もしやこれは・・・。
- そうなのだ~
おそらくピザちゃんはこの月曜日の約定ルールにもとづき、結果的に有利なレートでポジションを持つことができたと思うのだ~ - 月曜日の約定ルールって言うからには、「月曜日」だけのルールなんですか?
- 原則月曜日なのだ~
だから、火曜日とかのメンテナンス終了後に水曜日のオープンレートが例1・例2のような値段になっていたとしても、オープンレートじゃなくて自分で「指定した値段」で成立するのだ!
※元日・クリスマスなど週末以外の休場明けオープン時は、「月曜日の約定ルール」と同じルールが適用 - ということは・・・。
ラッキー・・・じゃなくて、より有利なレートでポジションを持てるように、これからは週末に注文をガンガン入れます・・・。 - ちょっと待つのだ!説明はまだ続くのだ~
今の例は「指値注文」のケースだから、つぎは、「ストップ注文」のケースを見て欲しいのだ!
月曜日の約定ルールで「不利なレート」で成立
- こっこれは・・・。
希望した値段よりもすごく不利なレートで成立しています・・・。 - そうなのだ~
月曜日に関しては、指値注文に限らず、ストップ注文においても約定の条件を満たしていれば、オープンレートで成立するのだ!
だから、そのルールが有利に働くこともあれば、不利に働くこともあるのだ! - そうですね・・・。
今回はたまたまピザちゃんにとっては有利な値段で買えましたが、これを見ると不利な値段で成立しちゃう可能性もありますね・・・。 - ちなみに、ストップ注文の有無に関係なく、オープンレートが大きく不利に動いた場合はオープンと同時にロスカットになる可能性もあるのだ!
- それじゃあ、週末をまたいでポジションを保有しない方がいいですね・・・。
- それも1つの方法なのだ~
「来週も方向性はたぶん変わらないでしょ」とか安易に考えていると痛い目を見る可能性があるのだ! - ドキッ・・・。
特にここ最近は大きく動くことがあるので、指値やストップ注文の値段を決めるときは、いつも以上に慎重になります・・・。 - その調子なのだ~
今の状況に応じて作戦を練り直して、トレードスキルを高めていくのだ!!
あと、「おかしいなぁ」と思ったら、今回みたいにラッキーで終わらせようとしないでちゃーんと解決するのだ! - へへへっ・・・。