と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
▼レバレッジとは?
▼実効レバレッジの異なる2つの口座を比較
▼高レバレッジは利益も損失も本当に大きい?
▼レバレッジの異なるFX口座でロスカットまでの値幅を比較
▼高レバレッジでロスカットが執行されると残高は?
▼まとめ
- FX取引に興味津々のお友達のホットドックちゃんに「FX取引って危険じゃないの?」って聞かれたので、「レバレッジを高くすると危険だから、気を付けてね」と教えてあげました・・・(えっへん)
- 教えてもらう側から、教えてあげる側にまで成長してくれてうれしいのだ~
それでそれで? - 「レバレッジを高くしないにはどうしたらいい?」と聞かれたので、「とりあえずお金をたくさんFX口座内に入れといて」と適格にアドバイスしました♪
- エッー!!たしかに、口座内の資産が多ければレバレッジ自体を引き下げることも可能だけど、そもそもFX取引は生活費ではなく「余剰資金」で行うものなのだ~
余裕のない状態でのトレードは、冷静な判断ができなくなる可能性もあるから、生活に支障をきたすことがないように余裕をもって取引することが大切なのだ!
そもそも、ピザちゃんはどうして高レバレッジが危険と言われているのか、その仕組みをきちんと理解している? - うーんと、すぐにロスカットになっちゃうから・・・・??
- それもあるけど、FX初心者さんに「高いレバレッジ=危険」といったイメージはあっても、どうしてそうなのか、きちんと理解できていない人も多いのだ~
- ドキッ
- ドキッとしたピザちゃんのためにも、まずはレバレッジの仕組みから説明するのだ~
レバレッジとは?
- FX取引に必要なお金のことを取引保証金と言ったりするけど、この保証金が外貨預金などと比べて25分の1で済むなら、「利益も25分の1になっちゃうの?」とか「レバレッジが25倍だと利益も損失も通常の25倍?」と勘違いされている方もいるけど、結論から言うとレバレッジの倍率と損益の大きさは関係ないのだ~
- ピザちゃんも最初はレバレッジが高ければ高いほど儲かると思ってました・・・。
- まだ、頭の整理がつかない方のために、図でみてみよう!
実効レバレッジの異なる2つの口座を比較
対円通貨の実効レバレッジの計算式 ( 小数点第 2 位未満は切捨 )
(未決済ポジションの「評価レート」×「Lot 数」×1,000( 通貨 )÷ 「有効評価額」
(未決済ポジションの「評価レート」×「Lot 数」×1,000( 通貨 )÷ 「有効評価額」
- 外為どっとコムでは口座全体の実質的なレバレッジを表した実効レバレッジがFX取引口座の口座照会から確認できるんだけど、この値はFX口座内の資産とポジションをもとに算出しているのだ!
だから、このケースのように取引条件は同じでもA口座には「20万円」、B口座には「10万円」とA口座の方がお金はたくさん入っているから、実効レバレッジも低くなるのだ~ - もちろん、FX口座内にお金がたくさん入っていた方がたくさん買えますが、この図のように取引数量と値動きが同じだとレバレッジに関係なく利益も損失も一緒ですもんね♪
- その通りなのだ~
だから、ピザちゃんがホットドックちゃんに説明したように「お金を入金したらレバレッジは抑えられる」という回答自体は間違ってはいないのだ!(いろいろ補足は必要だけどね・・・。) - FX個人口座のレバレッジは法律で最大25倍までと決められているから、口座照会の実効レバレッジってところが25を超えないように気をつければいいんですよね?
- そうなのだ!!レバレッジが低いと「利益も少ないけど損も少ない」、反対にレバレッジが高いと「上手くいけば利益も倍増するけど、思惑とは逆の方向に為替が動けば損失も大きくなる」と書かれているのを目にした事もあるかもしれないけど、要するにこういう事なのだ!
高レバレッジは利益も損失も本当に大きい?
- 取引数量が少ないと「レバレッジは低くなる」けど、あまり購入していない分、利益(損失)も限定される、取引数量が多いと「レバレッジは高くなる」けど、たくさん購入した分、思惑通りにいけば利益も大きくなる(反対の場合は損も大きい)のだ~
ここからもわかるように損益を左右するのは取引数量と値動きなのだ!! - ふむふむ・・・。
ちなみにピザちゃんは慎重派なのでレバレッジはあまり高くならないようにしています・・・。
レバレッジは高いほうがロスカットになりやすいですし、仮にロスカットになるとFX口座内にあまりお金が残りませんから・・・。 - ちょーっと待った!その認識は半分あってて、半分間違えているのだ!
たしかに、レバレッジは高いほうがロスカットになりやすいけど、実際にロスカットされてしまった場合にはお金は多く残るのだ! - ?????
- ここも勘違いされやすいところだから、図を使って説明していくのだ~
まずはどれくらい不利に動いたらロスカットになるか見てみるのだ!
レバレッジの異なるFX口座でロスカットまでの値幅を比較
- 2万通貨買った「実効レバレッジ20」の口座Bのほうは、ロスカットまでの値幅は1円くらいですが、1万通貨買った「実効レバレッジ10」の口座Aのほうはロスカットまでの値幅は6円程度なので、レバレッジは高い方がやっぱりロスカットになりやすいですね・・・。
- そうなんだけどね、ちょっと思いだしてほしいんだけど、過去にロスカットについてお勉強した際に、ロスカットが発生するまでの流れや考え方、FX口座照会の見方を習得したでしょ?
- もっ・・・もちろん、よーく覚えています・・・。
- (ぜったいに忘れているのだ)その時に口座照会の「有効評価額」が「ロスカット基準額」の数値を下回るとロスカットになると伝えているんだけど、実際にロスカットされちゃうと、FX口座には取引保証金に相当するお金が残る仕組みなのだ!!
※注意1 ロスカットレベルを初期値の100%に設定している場合となります
※注意2 相場状況にもよるため、 あくまで目安となります
ロスカット・ルール
ロスカット・ルールとはポジションの評価損がある一定レベルに達したときに、さらなる損失の拡大を未然に防ぐために、その対象ポジションを反対売買により強制的に決済する制度のことです。
このルールが設けられていないと、損失額が取引保証金額や預かり資産の額を上回ってしまうケースが出てきます。
さらには、預け入れた資産を全額失うばかりか、追加で損金を支払わなければならない可能性があります。
つまり、ロスカット・ルールという決済により為替差損が確定するものの、原則として最低限の資金は温存されるということです。
ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資産以上の損失が発生する可能性があることにご注意ください。詳細はHPの ロスカット・ルールより参照下さい。
ロスカット・ルールとはポジションの評価損がある一定レベルに達したときに、さらなる損失の拡大を未然に防ぐために、その対象ポジションを反対売買により強制的に決済する制度のことです。
このルールが設けられていないと、損失額が取引保証金額や預かり資産の額を上回ってしまうケースが出てきます。
さらには、預け入れた資産を全額失うばかりか、追加で損金を支払わなければならない可能性があります。
つまり、ロスカット・ルールという決済により為替差損が確定するものの、原則として最低限の資金は温存されるということです。
ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資産以上の損失が発生する可能性があることにご注意ください。詳細はHPの ロスカット・ルールより参照下さい。
- つまり、口座Aだと1万通貨買っているから(取引保証金は4万円)、ロスカットされると4万円前後のお金が残って、口座Bだと2万通貨買っているから(取引保証金は8万円)8万円前後のお金が残る・・・?あれれ??
- 気づいたみたいだね! ロスカットはその損失額を保証するものではないから、あくまで参考として考えて欲しいんだけど、このケースでいけば、口座Bの2万通貨を買っている口座の方が、仮にロスカットになった場合には手元に残る資産は多いというふうに見ることが出来るのだ!
高レバレッジでロスカットが執行されると残高は?
- 相場状況等にもよるみたいですが、たしかにこの例でいくとレバレッジが高い口座B(取引数量が多い)の方が、ロスカットされた時にFX口座内にお金は残りそうですね・・・。
そうなると、たくさん購入してレバレッジを高くしておいて方が安心ってこと?? - 高レバレッジに対する考え方は色々あるから、今回の例のようにあくまでロスカットされてしまった事だけに絞ると、高レバレッジの方が手元に資産は多く残るわけだから「レバレッジが大きくなればなるほどハイリスク」とは考えない人もいると思うのだ!
だけど、ロスカットされるという事は「損失が確定」となってFX口座内の資産が減ってしまう訳だから、その後に売買のチャンスが巡って来ても「お金が足りない」と泣く泣く取引を見送らざるを得ないこともあるかもしれないのだ!! - どれくらい動けばどれくらいの損が出るのかしっかり把握しておかないと痛い目に合いそうです・・・。
- 資金管理・ポジション管理をしっかりして、ロスカットされるようなレベルになる前に損切りの決断をして損を最小限に押えるといった事もFX取引を今後続けて行くうえで大切だね!!
そうする事で資金にもメンタルにも余裕が持てると思うのだ~ - 「高レバレッジ=ハイリスク」といった怖いイメージしかなかったので、高レバレッジにならない事ばかりに気を取られていましたが、損のコントロールも重要そうですね・・・。
- そうなのだ~
なぜ危険と言われているのかとその背景をしっかり理解しておけば、レバレッジの魅力を最大限に活かした取引に挑むことが出来ると思うのだ!