2020年9月8日
【ドル/円】:上値余地を探る動き。上値抵抗にも注意。
ドル/円は値幅の小さい足で終え、上下の抵抗を抜けきれずに終えています。上昇余力の強いものではありませんが、下値を切り上げる流れを維持しているので売りも引き付ける必要があります。 105.50割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、105円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクが点灯します。逆に可能性がやや低い状態ですが108.00超えで終えるか、108.20超えで越週した場合は一段のドル上昇に繋がり易くなります。この場合でも長期トレンドが弱くドル急伸にも繋がり難いでしょう。 今日のドル買いは106.00-10で押し目買い。損切りは105.40で撤退です。ドル売りは106.70-80の戻り待ちとします。損切りは107.30で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は106.70-80、107.10-20に、下値抵抗は106.00-10、105.50-60、104.90-00にあります。
【ユーロ/円】:ユーロ強気を維持。125円割れを見た場合は短期トレンドに変化。
ユーロ/円は小陰線で終えています。下げエネルギーの強いものではありませんが、日足の下値抵抗が125.50-60まで上がって来ており、これを割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して、下値リスクが点灯します。短期トレンドは125円割れで変化します。買いは125.50-60で軽く押し目買い。損切りは124.80で撤退です。売りは様子見か、126.60-70の吹き値があれば売り狙い。損切りは127.20で撤退です。127円台で終えた場合は強気の流れに戻します。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる可能性。
ユーロ/ドルは小陰線で終え上値を切り下げています。1.1800-10の日足の抵抗を守って終えていますが、日足の形状が悪化し始めているので下値リスクに注意が必要です。1.1720以下で終えた場合や、値動きの中で1.1700割れを見た場合は、一段の下落リスクが生じます。短期トレンドは“ニュートラル”な状態にあり、1.20台を回復して引けない限り、上値余地も拡がり難い状態です。買いは1.1760-70の押し目待ちとします。損切りは1.1690に置く必要があります。売りは1.1900-10の戻り待ちとします。損切りは1.1960で撤退です。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。