2020年8月12日
【ドル/円】:短期トレンドに変化。
ドル/円は3手連続陽線引けとなり、直近の日足が6/5に付けた109.85を基点として上値を切り下げて来た流れから、頭一つ上抜けた位置で終えており、短期トレンドに変化を生じさせています。個々の足が強いものではないので、ドル急伸にも繋がり難いと見ますが、下値も105.90-00、105.50-60にやや強い下値抵抗が出来ており、これらを下抜けて来ないと下値余地も拡がり難くなっています。 短期トレンドは“ニュートラル”な状態に変化していますが、107.30超えで終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなります。逆に105.50割れで終えるか、105.30割れを見た場合は下値リスクが点灯、104.50割れで終えた場合は再び“ドル弱気”の流れに戻します。 ドル買いは106.00-10で軽く押し目買い。損切りは105.30で撤退です。ドル売りは損切りが付いたので1日様子見か107.20-30の吹き値があれば売り狙い。損切りは107.60で撤退です。 日足の上値抵抗は106.80-90、107.20-30、108.00-10に、下値抵抗は105.90-00、105.50-60、104.60-70にあります。
【ユーロ/円】:ユーロ強気を維持。123.50割れで終えれば短期トレンドに変化。
ユーロ/円は寄り付き安値の陽線引けとなり、短期トレンドは強い状態を維持していますが、125.20-30の抵抗を実体ベースで上抜けきれずに終えています。トレンドの変化が認められませんが、125.50超えで終えない限り、上値余地も拡がり難く、買いも慎重に。買いは124.40-50の押し目待ちとします。損切りは浅い場合で123.80、深い場合は短期トレンドが変化する123.40に置く必要があります。損切りが付かない場合でも124円割れで終えた場合は、日足の形状が悪化するので買いは一旦撤退して様子を見た方がいいでしょう。売りは様子見か、125.70に浅い損切りを置くなら125.30-40で軽く売り向かい。124円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、123.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。
【ユーロ/ドル】: 押し目買い方針継続。トレンドの変化にも注意。
ユーロ/ドルは上ヒゲのやや長い寄せ線で終えています。下値抵抗を守っていますが、上値を切り下げ始めていることや、直近の日足が上値トライに失敗して押し戻されており、下値リスクがやや高い形状となっています。また、2手前の小陰線が7/10に付けた1.1255を基点として、下値を急角度で切り上げて来た短期的なサポートラインを下抜けて終えており、下値リスクにも注意が必要です。短期トレンドは1.1700割れで“ニュートラル”な状態に変化します。さらに1.1530以下で終えた場合は短期トレンドが変化して一段のユーロ下落に繋がり易くなります。買いは様子見か1.1700-10の押し目を軽く買って1.1680で浅めに撤退です。売りは様子見か1.1830-40の戻り待ちとします。損切りは1.1880で撤退です。
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