豪ドル/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・新型コロナ第2波懸念と景気回復期待が綱引き
・中国PMIと米消費者信頼感指数の上ブレで景気回復期待
・豪ドル円はもみ合いを上放れ
足元の豪ドル/円は2週間ぶり高値を更新
新型コロナウイルス第2波への懸念と経済活動再開による景気回復期待が綱引きする形で世界の株価が一進一退となる中、豪ドルは73円台を中心に方向感なく推移していましたが、30日にはもみ合いを上放れて74.60円前後まで上昇しました。
月末の円売りフローの支えもありましたが、中国6月PMIや米6月消費者信頼感指数が予想を上回ったことで、景気回復期待のほうがやや優勢となった格好です。
注目ポイントはコロナとRBA
いち早く経済活動を再開した豪州でも、一部の州で新型コロナの感染が再び増加しています。
30日には同国第2位の都市であるメルボルンで、郊外を対象に4週間のロックダウン(封鎖措置)が発動されました。
これから冬を迎える豪州のコロナ感染状況には注意が必要でしょう。
また、7日には豪中銀(RBA)が政策金利を発表します。
RBAは、前回の声明で「景気後退は想定したほど深くならない公算」との見解を示し、追加緩和には一定の距離を置く「様子見スタンス」を示しました。
そうしたスタンスに変化がないか、今回も声明文がカギとなりそうです。
来週までの豪ドル/円の見通し
予想レンジ
72.500-76.500円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
・豪州のコロナ感染状況
・7/7 RBA政策金利
・主要国株価、国際商品価格
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