2020年6月22日
【ドル/円】：上値の重い展開続く。ドルの戻り売り方針継続。
ドル/円は直近の日足が値幅の小さい陰線引けとなり、上値を切り下げる流れにありますが、個々の足が強い下げエネルギーを持ったものではないことや、106.60-70の日足の抵抗を守っており、これを守り切って小反発の可能性を残しています。一方で、5/6に付けた105.99を基点とするサポートラインからは下抜けた位置で推移しており、108円台に実体を戻さない限り、上値余地も拡がり難い状態です。短期トレンドは109円台に値を戻せばニュートラルな状態に変化しますが、この場合でも109.60-70の抵抗を上抜けて終えない限り、上値余地も拡がり難いでしょう。逆に106円割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。 今日のドル買いは106.60-70で軽く買って106.40で浅めに撤退するか、106.00-10の押し目待ちとします。この場合の損切りは105.70で撤退です。ドル売りは107.40-50で戻り売り。損切りは107.70で浅めに一旦撤退です。これが付いた場合は107.90-00で再度売り向かい。この場合の損切りは浅い場合で108.30、深い場合は108.60で撤退です。 日足の上値抵抗は107.40-60、108.10-20に、下値抵抗は106.60-70、106.00-10、105.20-30にあります。
【ユーロ/円】：上値の重い展開。下値抵抗にも注意。
ユーロ/円は4手連続陰線引けとなり上値を切り下げています。直近の2手が下げエネルギーの強いものではないことや、118.90-00に日足の抵抗が控えており、突っ込み売りにも注意が必要です。下値リスクがより高いので買いは様子見か118.90-00で押し目買い。損切りは118.40で撤退です。118.50割れで終えた場合は一段の下落リスクが点灯します。売りは120.30-40の戻り待ちとします。損切りは121.10で一旦撤退です。121円台で終えれば下値リスクが若干後退、121.50-60の抵抗をクリアした場合は短期トレンドが変化して122円超えの抵抗をトライする動きが強まり易くなります。この場合でも124.20超えで越週するまでは下値リスクを残します。
【ユーロ/ドル】：調整下げ局面入り。一段の下落の可能性。
ユーロ/ドルは4手連続陰線引けとなり、上値を切り下げています。また、直近の陰線の上ヒゲがやや長く上値トライに失敗した形となったことや、1.1200-10の下値抵抗を守り切れずに終えており、一段の下落リスクが生じています。買いは様子見です。売りは1.1250-60の戻り待ちとします。損切りは1.1320で一旦撤退です。短期トレンドは“ニュートラルから若干弱気”の状態ですが、調整的な押しに留まるなら1.1000を大きく下抜けない可能性も高いと見ます。1.1380超えの越週か、1.1400-10の抵抗をクリアした場合は短期トレンドが“ユーロ強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなります。
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