メキシコペソ/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・各国で経済活動再開の見通し
・米雇用統計悪化もアク抜けで株高・リスクオン
☆経済活動再開によるコロナ第2波への懸念が浮上
足元のメキシコペソ/円は伸び悩む展開
各国で経済活動が再開される見通しとなり、新型コロナウイルスの感染拡大が終息に向かうとの期待が広がる中、リスク選好のメキシコペソ買い・円売りが強まると、8日に4.50円台を回復。
米4月雇用統計が過去最悪の内容となった事で「アク抜け感」から米国株が上昇した事もペソを支援し、週明け11日には一時4.548円前後まで上昇して4月17日以来の高値を付けました。
しかし、12日には新型コロナ感染の第2波が警戒される展開となり米国株が反落するなど一転してリスク回避の動きが強まりました。
再び4.50円台を割り込むと、13日には4.380円前後まで押し戻される場面もありました。
目先のメキシコペソ/円の注目ポイントはメキシコ中銀
メキシコ中銀は14日に政策金利を発表する予定です。
新型コロナによる経済へのダメージが懸念される中、先週7日に発表された4月のインフレ率が4年4カ月ぶりに2.1%台に鈍化した事もあって、利下げが濃厚と見られています。
政策金利は6.00%から5.50%に引き下げられるとの予想が一般的です。
まずは、利下げ幅が予想通りに収まるか注目しましょう。
なお、メキシコ中銀は4月21日に臨時会合を開き50bp(0.50%)の利下げと同時に7500億ペソ規模の金融市場への流動性支援にも踏み切りました。
この流動性支援の規模にも修正がないか要注目です。
その他、市場のムードに左右されやすいメキシコペソ/円は、引き続き世界の株価や資源価格の動向も重要な手掛かりとなるでしょう。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
4.250~4.650円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
☆5/14 メキシコ中銀政策金利
・株価や原油価格の動向
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