2020年3月31日
【ドル/円】：ドルの反発余地を探る動き。戻り売り方針で。
ドル/円は東京市場（9：00am）で前日足から下寄りのスタートとなりましたが、下値抵抗に跳ね返されて小陽線で終えています。反発余地を探る動きが期待できますが、短期トレンドが変化して日が浅いことから、上値余地もまだ限られ易く、反落の可能性により警戒が必要です。短期トレンドは109.50超えで終えればニュートラルな状態に戻しますが、この場合でも110.50-60に日足、週足の上値抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難いと見ています。短期トレンドは111.50超えで終えない限り、強気に転換しません。また、可能性がまだ低いと見ますが、104.00割れで越週した場合は新たな下落トレンド入りの可能性が生じます。 今日のドル買いは様子見です。ドル売りは108.50-60で戻り売り。損切りは浅い場合で109.20、深い場合は短期トレンドをニュートラルな状態に戻す109.60に置く必要があります。 日足の上値抵抗は108.50-60、109.00-10、109.40-50に、下値抵抗は107.00-10、106.10-20、105.60-70にあります。
【ユーロ/円】：上下の抵抗を抜けきれない状態。下値リスクに注意。
ユーロ/円は前日足から下寄りのスタートとなり、そのまま安値圏で引ける陰線引けとなりました。119.00台を維持して終えており、反発に転ずる可能性を残していますが、118.50-60、118.00-10の下値抵抗を全て下抜けて、118円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。日足の形状が悪化しているので、買いは様子見か118.30-40で押し目買い。損切りは117.80で撤退です。売りは1日様子見か120.20-30の戻り待ちとします。損切りは121.10に置く必要があります。
【ユーロ/ドル】：若干下値余地が拡がる可能性。押し目買い。
ユーロ/ドルは反落。下値抵抗を守って終えていますが、3月中の高値1.1495と安値1.0638との61.8％戻しである1.1167の近似値を達成しており、戻り高値を見た可能性があります。短期トレンドは強い状態を維持していますが、小幅続落の可能性に注意が必要です。1.0900割れで終えた場合はニュートラルな状態に戻します。逆に1.1220-30の抵抗を上抜けて越週出来れば、ユーロ強気をキープして一段の上昇に繋がり易くなります。買いは1.0990-00で押し目買い。損切りは1.0940で一旦撤退です。売りは様子見です。1.1130-40にやや強い上値抵抗があります。
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