今起きている現象について整理をしてみたいと思います。
まず、最初は新型コロナウイルスの影響でリスクオフ、つまりみんなリスクを取らない方向に向かいました。その結果、株が売られ、原油などの商品が売られました。そしてそのお金は比較的安全な債券に向かい、為替市場では円高になりました。
しかし、事態が深刻化するに連れ、変化がでてきました。株や商品が更に売られるところまでは同じでしたが、とにかく企業も投資家も損失が出すぎてしまったため、すべてを現金化する方向に向かい、債券も売られました。そして、資金繰りが苦しくなってしまったので、基軸通貨である米ドルが必要となり、一斉にドルを買い求めたため、急激にドル高になった。こういう経緯でした。
さて、ここからですが、この危機が続く限り、資金繰りは益々厳しくなるため、これからもしばらくはドルが必要になってくると思います。ただ、かなりドル買いが進んだのも事実ですので、ここからのドル高はゆっくりしたものになってくると思います。
ドル/円が109円台ぐらいまで下がってきたときは、金額は抑えながら、少し買ってみる程度でやってみてはどうでしょうか。
◆ドル/円日足
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