2020年3月13日
【ドル/円】:下値抵抗を守って、上値余地を探る動きへ。上値抵抗にも注意。
ドル/円は直近の日足が値幅が大きく実体の小さい陽線引けとなりました。上下の抵抗にぶつかって寄り付き水準に戻していますが、上ヒゲが長く上値トライに失敗した影響がより強い状態です。一方で103.00-10の日足の抵抗にも跳ね返えされていることや、101円台の中・長期的な下値抵抗にも跳ね返されて下値も切り上げており、101円台で一旦底打ちした可能性も高いので、103.00割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。 ドル買いは104.10-20で押し目買い。損切りは103.50で一旦撤退するか、深い場合は102.90で撤退です。ドル売りは106.10-20で戻り売り。損切りは106.60で撤退です。 日足の上値抵抗は106.10-20、107.00-10に、下値抵抗は104.00-10、103.00-10、102.40-50にあります。
【ユーロ/円】:戻り売り方針継続。117円割れで終えた場合は一段の下落リスクに注意。
ユーロ/円は続落。117.00-10の日足の下値抵抗を守って終えており、反発に転ずる可能性を残していますが、トレンドが弱いので戻り売り方針継続とします。買いは様子見です。売りは117.70-80で戻り売り。損切りは118.60で撤退です。これが付いた場合はニュートラルな状態に戻します。この場合でも120.50-60、122.00-10に日足、週足の上値抵抗が控えており、全て上抜けて越週しない限り、下値リスクを残します。
【ユーロ/ドル】:下値余地を探る動き。突っ込み売りにも注意。
ユーロ/ドルは、タクリ足の陰線引けとなり、下値トライに失敗した形です。調整下げの範囲内ですが、上値を急角度で切り下げており、日足の形状が悪化しているので再度1.1100近辺の下値抵抗の強さを確認する可能性も高いと見ます。買いは様子見か1.1100-10以下で軽く買って1.1050で撤退です。ユーロ売りは1.1230-40で戻り売り。損切りは1.1310で撤退です。これが付いた場合は下値リスクが軽減されます。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。