2020年2月28日
【ドル/円】:一段の下落リスクに注意。ドルの戻り売り方針で。
ドル/円は安値圏で引ける陰線引けとなり、上値を切り下げる流れを変えていません。109.30-40、108.60-70に日足の下値抵抗がありますが、108.50割れで終えた場合は新たな下落トレンド入りの可能性が高くなります。逆に111.50-60の抵抗をクリアした場合は“ニュートラル”な状態に戻しますが、この場合でも112.20超えで終えるか112.50-60の抵抗をクリアしない限り、“ドル強気”の流れに戻しません。 今日のドル買いは様子見です。ドル売りは110.00-10の戻り待ち。損切りは110.40で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は110.10-20、110.70-80、111.20-30に、下値抵抗は109.30-40、108.70-80、108.00-10にあります。
【ユーロ/円】:押し目買い方針で。上値余地が限られる可能性にも注意。
ユーロ/円は陽線を繋げて上値余地を探る動きに繋げていますが、121.00-10の上値抵抗には一旦ぶつかっています。一方で、下値を切り上げる流れを維持していることや、120.00-10の下値抵抗を守っており、目先は押し目買い方針継続とします。買いは120.00-10で軽く押し目買い。損切りは119.40で撤退です。売りは様子見か、122.10-20の吹き値があれば軽く売り向かい。損切りは122.50で撤退です。119.50割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。119.00割れで終えた場合はニュートラルな状態に戻します。
【ユーロ/ドル】:短期トレンドに変化。押し目を待って買い。
ユーロ/ドルは高値圏で引ける大陽線の出現となり、この足が1.1000台を回復して、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻しています。上値を切り下げる流れからは上抜けきれていませんが、1.1200超えで越週した場合は、日足、週足ともに形状が安定して短期トレンドが“ユーロ強気”に変化します。現状は日足の上値抵抗が1.1020-30にあり、これにぶつかる可能性に注意が必要ですが、下値も1.0880-90に強い抵抗が出来ており、下値余地も限られ易くなっています。可能性が低くなったと見ていますが、1.0800割れで終えた場合は再び“ユーロ弱気”に戻します。買いは1.0940-50の押し目待ちとします。損切りは1.0870で撤退です。売りは損切りが付いたので様子見に転じます。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。