2020年1月28日
【ドル/円】:上値の重い展開続く。強い下値抵抗にも注意。
ドル/円は、中国発の新型肺炎ウィルスの拡大を受けてリスク回避的な動きが強まり、前日足から下寄りのスタートとなりましたが、値幅の小さい足となり、下値を攻めきれずに踏み留まっています。 リスクオフの動きがやや強いものの、下値抵抗を守っているので突っ込み売りにも注意が必要です。一方で、上値も110.00超えにやや強い上値抵抗が出来ており、110.20-30の抵抗を上抜けて終えない限り、上値余地も拡がり難くなっています。短期トレンドは108.00割れで越週するか107.50割れで変化します。 ドル買いは108.60-70で押し目買い。下値余地を108.40近辺まで見ておく必要があります。損切りは107.80で撤退です。売りは日様子見か109.50-60で軽く戻り売り。上値余地を109.80-90まで見て置く必要があります。損切りは110.10で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は109.50-60、110.00-10、110.20-30に、下値抵抗は108.50-60、108.00-10にあります。
【ユーロ/円】:下値リスクが点灯中。戻り売り方針で。
ユーロ/円は前日足から下放れた位置に値幅の小さい足が出ています。終値ベースで120.00を守っていますが、下値リスクがより高いので、買いは様子見です。売りは121.10-20の戻り待ち。損切りは121.60で一旦撤退です。短期トレンドは、122.50-60の上値抵抗を実体ベースで上抜けて終えない限り、下値リスクがより高い状態です。120.00割れで終えた場合は118~119円台の下値抵抗の強さを確認する動きへ。
【ユーロ/ドル】:上値の重い展開続く。下値抵抗にも注意。
ユーロ/ドルは小幅続落。下げ余力の強いものではなく、1.1100-10の下値抵抗も守っていますが、昨年10月に付けた1.0879を基点として下値を切り上げて来た流れからは下抜けた位置で推移しており、日足、週足ともに形状が悪化しており、1.1150-60の抵抗を上抜けて終えるまでは反発余地が限られる展開が予想されます。また、1.1000割れで終えた場合は下値リスクが点灯します。買いは様子見か1.0980に浅い損切りを置き、1.1100-10で軽く試し買い程度に。売りは1.1080-90の戻り待ちとします。損切りは1.1130で撤退です。
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