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トルコリラ息切れも円よりはまだ強い。通貨3位、株価首位

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総括

トルコリラ息切れも円よりはまだ強い。通貨3位、株価首位

予想レンジ トルコリラ/円 17.7-18.7

(ポイント)
*年初来、上昇基調のトルコリラやトルコ株も、中国発のコロナウィルス肺炎の感染拡大でリスクオフとなり売られている
*ただ、今年はまだ円より強い。株価指数は年初来5%の上昇
* 欧州および中東地域でのサイバー攻撃にトルコが関与との報道あり
*ムーディーズはトルコの実質金利がマイナスとなったことで心理の悪化を招くとする
*国営銀行がリラ買い支え
*19年4Qの成長率は前年比5%か=政府予想
*3Q・GDPは予想を下回った
*経常収支は3か月連続黒字
*内外の機関が成長見通しを上方修正
*米露とはミサイル購入問題がある
*EUが対トルコ制裁を決定(キプロス沖での石油開発で)
*フィッチが格付け見通しを上方修正
*大統領支持率が上昇
*EUとの間で難民問題あり
*観光業は好調
*海外からトルコ国内への投資は増加
*トルコは軍事でよりロシアに接近している

(市況 予想外の利下げ後)
トルコリラも中国新型肺炎で売られたが、まだ対円ではかろうじてだが年初来上昇している。株価は強引な利下げも効いて年初来最強の地位を守っている。トルコ中銀の議事要旨では、「景気回復を維持するためには、金融のボラティリティーを抑制し、予見可能な財政政策を実行する必要がある」との見方が示された。また、中銀の政策については、「ディスインフレが一段と進むかどうか次第」と指摘した。
また「中銀の政策委員は、インフレ期待は改善が続き、年末までに8.2%としている中銀の見通しにおおむね一致していると考えている。インフレと成長のトレードオフを最小限にするためには、マクロ金融政策で金融のボラティリティーを抑制するとともに、財政政策の予見可能性を引き続き強化することが不可欠」と指摘した。

(年初来のトルコ株の動き)
 中国発のコロナウィルス肺炎の拡散で、世界的に株下げとなっている。ただそれでもトルコ株(イスタンブール100種指数)は27日現在で年初来5%高。利下げと政府の20年の5%成長見通しが好影響を与えている。

(介入継続示唆)
トルコのアルバイラク財務相は中央銀行が担当する金融政策への政権の介入の是非を巡り「対話を密にして経済成長や金融の安定を達成するのは良いことで、批判は当たらない」と主張した。通貨リラ相場の安定のため、国営銀行を通じた為替介入を継続する考えも示唆した。

 アルバイラク氏は実質金利がマイナスとなり、海外投資家を遠ざけかねないとの懸念については、国債利回りの低下(価格は上昇)に言及し「海外投資家の強い関心を示している」と反論した。

当局が3行ある国営銀などを通じてリラを買い支えているとの指摘については、18年に移行した大統領制の下で「中銀、国営銀、民間銀はかつてよりもずっと積極的な市場参加者となり、協調して金融の安定化に取り組む仕組みになった」と説明した。「今後もそうなる」として、介入の継続を示唆した。

(またトラブル、トルコがサイバー攻撃か)
  欧州および中東地域で発生した大規模なサイバー攻撃に、トルコ政府が関与していた疑いがあるとみられることが分かった。複数の欧米安全保障当局者が明らかにした。
ロイターがインターネットの公開記録を確認したところによると、サイバー攻撃を受けたのは政府省庁、大使館、セキュリティーサービス、企業など30以上の組織・団体。キプロス政府およびギリシャ政府の電子メールサービスやイラク政府の国家安全保障担当補佐官なども含まれるという。
 米英当局者は、このサイバー攻撃はトルコの利益のために行われ、国家が支援するサイバースペースでのスパイ活動とみられる特徴があると指摘。ただ、攻撃を行った個人または団体は不明とした。トルコ内務省はコメントを控えた。
トルコ高官は同件に関する直接的な言及は避けたが、トルコ自体も頻繁にサイバー攻撃の対象になっているとした。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン上限から反落継続 下窓開ける

日足、ボリバン上限のもみ合いから反落。1月8日-24日の上昇ラインを下抜く。1月24日-27日の下降ラインは上抜くか。ボリバン下位、中位は18.44あたり。5日線下向き。
週足、ボリバン下限まで下落して反発も雲を越えられず。19年8月26日週-19年1月6日週の上昇ラインがサポート。1月13日週-20日週の下降ラインが上値抵抗
月足、19年8月-12月の上昇ラインを下抜く。19年8月-12月の下降ラインが上値抵抗。18年8月-19年8月の上昇ラインがサポート。
年足 5年連続陰線、今年は陽転。15年-18年の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。

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メルハバ

マグニチュード6.8の地震

トルコ東部エラズー県で24日にマグニチュード6.8の地震が発生し、少なくとも36人が死亡、1600人以上がけがをした。週末にかけて行われていた救助活動は終了する見通しだ。
トルコには2つの大きな断層があり、大地震が数多く発生している。1999年には西部イズミットで起きた地震で約1万7000人が死亡している。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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