2019年12月16日
【ドル/円】:ドル強気を維持。上値抵抗にぶつかる可能性にも注意。
ドル/円は前日足から上寄りした位置に寄せ線が出ており、109.50-60の日足の上値抵抗を上抜け切れずに終えています。一方で先週の下値トライの動きの中で108.50-60に強い抵抗が出来ており、これを割り込んで終えない限り、下値余地もまだ拡がり難い状態です。短期トレンドはドル強気の流れを維持していますが、109.50-60に日足の抵抗が、109.90-00に週足の抵抗が控えており、これらをしっかり上抜けて来ないと上値余地も拡がり難いでしょう。逆に今週の週足サポートが108.90-00にあることから、これを割り込んで越週した場合や108.50割れで終えた場合は短期トレンドの変化に注意が必要となります。 今日のドル買いは様子見か、108.60-70の押し目を待って買い狙い。損切りは108.30で浅めに撤退です。ドル売りは109.50-60で戻り売り。損切りは110.20で撤退です。 日足の上値抵抗は109.50-60、109.90-00に、下値抵抗は109.20-30、108.60-70にあります。
【ユーロ/円】:押し目買い方針変わらず。
ユーロ/円は前日のNY市場終値(121.56)から大きく上離れて122.35で寄り付きましたが、上値を攻めきれずに安値圏で引けています。変則的な形ですが、下値を切り上げる流れを維持しており、押し目買い方針継続とします。買いは121.30-40で押し目買い。下値余地を121.00-10まで見て置く必要があります。損切りは120.80で一旦撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは120.50割れでニュートラルな状態に戻しますが、119.50割れで越週するか、119円割れで終えない限り、大きく変化しません。上値抵抗は122.40-50に軽い抵抗が、123.00-10に強い抵抗があります。強い下値抵抗は121.00-10、120.60-70にあります。
【ユーロ/ドル】:上値の重い展開。押し目買い方針で。
ユーロ/ドルはイギリスの選挙速報を受けて東京市場(9:00am)では前日のNY市場終値(1.1121)から大きく上寄り(1.1183)のスタートとなりましたが、これを高値圏とする陰線引けとなりました。単体では下値リスクの高いものですが、下値を切り上げる流れを変えておらず、下値を攻めきれずに反発に転ずる可能性も高いと見られます。一方で高値圏からの反落で戻り余地もまだ限られる可能性が高く、1.1250超えで越週するまでは上値余地も拡がり難いでしょう。買いは1.1110-20で押し目買い。損切りは1.1070で一旦撤退です。売りは様子見か1.1210に損切りを置くなら1.1170-80で軽く売り向かい。短期トレンドは1.0950割れでニュートラルな状態に戻します。
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