本日は、12日の英総選挙に向けて英調査会社YouGovが発表する世論調査の結果が注目される。
同社は世論調査の結果に基づき、最新のデータサイエンス分析による政党別獲得議席数の予測を発表する。
同社の「MRP」と呼ばれる予測モデルは、2017年の選挙結果をほぼ正確に予測した事から、数ある世論調査の中で最も市場の注目を集めている。
前回11月27日(日本時間28日朝)に公表した予測では、ジョンソン首相率いる与党・保守党が359議席を獲得する見込みとなった。
過半数(326)を大幅に上回る可能性が高まった事で、英国が2020年1月末に欧州連合(EU)から円滑に離脱するとの期待が高まり、ポンドも大幅に上昇した。
なお、「MRP」が示したその他の政党の獲得議席予測は、最大野党・労働党211、自由民主党13、ブレグジット党0、緑の党1、スコットランド国民党43などであった。
今回も、発表は現地23時(日本時間11日7時)に行われる。
最も取引が薄い時間帯の上に、本邦FX取引のオープンと重なるため、ポンド相場の急変には注意すべきだろう。
足元のポンド相場は、保守党の過半数獲得を織り込みながら上値を伸ばしているだけに、同党の獲得議席予測が前回の359から大きく減少した場合は、下値に対する一層の警戒が必要となりそうだ。
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