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11月21日(木)南アフリカランド/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・11/21 南ア中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
SARBの利下げ予想がくすぶる
本日は南アフリカ中銀(SARB)が政策金利を発表する。
市場予想は割れており、政策金利の据え置き(6.50%)予想が優勢ではあるものの、25bp利下げの予想も少なくない。
大手通信社のエコノミスト予想の集計では16人中12人が据え置きを見込む一方、残りの4人は利下げを予想している。
南アでは10月のインフレが前年比+3.7%へと減速(9月+4.1%)しており、SARBのインフレ目標レンジ(3-6%)の下限に近付いた。
また、大手格付け会社による「投資不適格級」への格下げを免れたばかりとあって、目先的には資金流出懸念も後退している。
SARBが景気支援に向けて利下げに動きやすいタイミングではあろう。
ただ、SARBは前回9月の会合で、財政や信用格付けを巡る不透明性が解消されるまでは緩和を再開しない考えを示唆しており、これに基づけば政策金利は据え置きの公算が大きいと考えられる。
市場の見方が分かれる中、SARBがどのような判断を下すか注目したい。
ランド/円は、利下げなら下落、据え置きなら上昇という反応を示すだろう。
なお、発表時刻は未定だが日本時間22時過ぎに発表されるケースが多い。
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