ポンド/円は、本日のオープンと同時に140円台後半へと上昇。
12月12日の英総選挙に向けた複数の世論調査で、与党・保守党の支持率が上昇した事などが手掛りだ。
保守党が下院で過半数議席を獲得すれば、ジョンソン首相が欧州連合(EU)と合意した離脱協定案が英議会を通過する可能性が高まるとともに、2020年1月末までに「合意あり」の離脱が実現する可能性も上昇する。
なお、大手調査会社ユーガブの最新調査(14-15日に実施)では保守党の支持率が前回の42%から45%に上昇した一方、最大野党・労働党は28%で横ばいであった。
ただ、保守党に選挙違反疑惑が浮上したとの不穏なニュースも伝わっている。
保守党は、野党・ブレグジット党の複数の候補者に爵位などの「見返り」を示した上で、選挙に立候補しないよう働きかけたとの告発を受けてロンドン警視庁が捜査を開始した模様。
現時点では、捜査対象などの詳細も不透明であり、選挙戦への影響も定かではない。
このため、ポンド相場は目立った反応を示していないが、英国のEU離脱=Brexitの行方に対する「ノイズ」となり得る材料のため、今後の関連報道に留意しておきたい。
「為替チャート|ポンド/円(GBP/JPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート|ポンド/円(GBP/JPY)|60分足」はこちら
「為替チャート|ポンド/米ドル(GBP/USD)|60分足」はこちら
「高機能チャート|ポンド/米ドル(GBP/USD)|60分足」はこちら
「為替チャート|ポンド/豪ドル(GBP/AUD)|60分足」はこちら
「高機能チャート|ポンド/豪ドル(GBP/AUD)|60分足」はこちら