29日、英下院は12月12日に総選挙を行う法案を可決した。最大野党の労働党が賛成にまわり実現したものだ。30日には英上院でも可決となった。両院で可決となったため、近く正式に成立となる。
現状、政党支持率は保守党がほかをリードしているが、2017年にメイ前首相が行った総選挙では選挙前に想定していたほど保守党議席が伸びなかったことから、実際の選挙が終わるまでは気が抜けない。
一貫して10月末の離脱にこだわってきたジョンソン首相が結局は期間中の離脱を実現できなかっただけに、支持者の失望が総選挙の投票に出ると思われる。市場では、EU離脱を掲げるブレグジット党への支持が拡大する可能性が指摘され始めている。
また一連の流れが英国中銀(BOE)の政策スタンスにどう影響するかも気を付けたい。
11月7日に四半期インフレレポートが予定されており、その内容に注目だ。
ポンドについて、ポンド/米ドルは若干上昇基調ながら、ポンド/円は米中通商協議への懸念が再燃し円が全面高になったことを受けて下落している。
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