2019年10月10日
【ドル/円】:下値抵抗を守った状態。上値余地も限られる可能性。
ドル/円は陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。中国が米中貿易協議で部分合意に前向きとの報道を好感して107.60超えを見ましたが、早朝のシドニー市場では、「米中次官級協議に進展がなかった」との報道を受けて閣僚級会議での進展に対する不安から107.04近辺まで反落しています。 現状は107.00-10の下値抵抗を守っているので、ドル買いは107.00-10で軽く押し目買い。損切りは106.40で撤退です。損切りが付かない場合でも106.90以下で終えた場合は、下値リスクがやや高くなるので、ドル買いは一旦撤退して様子を見た方がいいでしょう。ドル売りは1日様子見を見るか108.10-20の吹き値があれば売り向かい。損切りは108.60で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は107.20-30、108.10-20に、下値抵抗は107.00-10、106.50-60、106.00-10にあります。
【ユーロ/円】:ユーロ/円、下値抵抗を守った状態。戻り売りの流れは変わらず。
ユーロ/円は寄り付き安値の陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。強い下値抵抗を守った反動で上値余地が若干拡がり易くなっていますが、トレンドの変化が認められないので戻り売り方針継続とします。買いは様子見か117.10-20の押し目を待って軽く買い狙い。損切りは浅い場合で116.70、深い場合は116.40で撤退です。売りは117.90-00で再度売り向かい。損切りは118.60で撤退です。短期トレンドは119.50超えに値を戻さない限り変化しませんが、調整的な押しに留まるなら、下値も116~117円ゾーンに留まる可能性も高く、当面は117.00以下の売りは残さない方針で。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる展開続く。
ユーロ/ドルは小陽線で終えていますが、1.0980-90の抵抗を上抜け切れずに終えており、上値を切り下げる流れに変化が認められません。買いは様子見です。或いは1.0880に損切りを置くなら1.0910-20で軽く押し目買い。売りは1.0980-90で再度売り向かい。損切りは1.1020で浅めに一旦撤退です。短期トレンドは1.11台を回復して終えない限り、変化しません。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。